旦過市場ミッション開始まで1時間もある。腹も減った。そのまま南下して久々に人気店<筑前屋>。カツカレーうどんを発見。迷わず注文。カレーうどんが760円で、カツが乗ると980円。お得である。
店内備え付けの文春砲に笑っていると、ブツ降臨。資さんと同じ足さない割らないぶっかけスタイル。カレールー、和風なのにスパイシーで本格的。肉片も妙に旨い。
うどんに絡めて啜る。カツを齧る。至福である。付け合わせの刻み沢庵がシブい仕事をしている。この店はカツ丼も旨い。カレーうどんもとんでもない旨さ。次回は何を啜ろうか。カツカレーライスにうどんも抜群の雰囲気である。
その夜は8人で<一花>。焼酎ド鯨飲。その後は久々にM渡氏と久々に<ムーラン>。ここでも焼酎とウィスキーをロックでド鯨飲。マスターのざるそばがしみじみと旨かった。
【47皿目:小倉】「たち花」黄色い豚(カレー風味)
蒸し暑さを極めて酷暑激しい7月上旬の夜。商工貿易会館5階で小倉祇園太鼓の練習音色をBGMにこってりと2時間超絶ヘビーな案件の会議。旦過市場の今後数十年を左右するかもしれないほどの重要性である。
終了後、5人で紺屋町のお好み焼居酒屋<たち花>へ。この店はファンも多く、私も定期的に連れて来られる気がする。
いつもより1時間遅い時間に冷えた瓶ビールで乾杯。イカゲソ焼、ズリ炒めなどツマミに杯を重ねる。「もちチーズ焼き」は鉄板。絶対にハズせないハイカロリーの至極な逸品。
この夜は旦過を統べるM尾会長もご臨席。会長はメニューも見ず「黄色い豚」と一言。
黄色い豚?メニュー見る。「関西風お好み焼き」ゾーンにあった。正式名称だった。カレー風味とカッコ書きされている。他にもニラ豚、梅じそを発注。
一応関西人の私だが、関西風のお好み焼にあまり縁がない。何故なら、日本三大お好み焼とされる「広島焼」「大阪焼」、そして「神戸長田焼」発祥の生まれ育ちだから。神戸長田焼以外に食べようと思わない。しかし、広島焼のうどん入りは無性に食べたくなる夜もある。
麦焼酎を濃い目の水割で鯨飲していると、関西風が一気に揃う。分厚く花ガツオが舞う分厚い黄色い豚を口に運ぶ…。ほのかなカレー風味。「カレー味」でなく「カレー風味」。旨い。
マヨを絡める。ジャンク感が増す。神戸長田焼はマヨでなく「どろソース」が王道。大阪(関西)風はマヨで実力を発揮する。
ニラ豚をペロリ。喰い足りない。黄色い豚をお代わりする。意外な驚きが「梅じそ」。私が思っていた大葉系と全く異なる「赤い豚」。初体験の味。これ、とんでもないぐらいの破壊力な逸品だった。大ブレイクするのではなかろうか。〔次夜その3〕