2025年06月24日

第3702夜:プロが創るインスタントラーメン【枝光・小倉(北九州)】

 枝光なつかしい未来。枝光地区活性化を牽引するまちづくり会社である。社長を務めるのがY田氏。十数年前からの知人であり、私にとっては「ナホちゃん」なキュートな女性である。

 冷え込んできた晩秋の夜。1年数ヶ月ぶりに枝光へ。アイアンシアターでナホちゃんをはじめ久々の面々や初めてお会いした北九州経済界の重鎮方と邂逅。

 ミッション終了後、商工会議所若松SCから八幡SCに移籍したM岡氏とそのボスであるJ松センター長と小倉へ。超人気のゴマサバ専門居酒屋へ入ると、彼ら彼女らの同僚でありボスであるM渡部長が鎮座されていた。

 私は生の後はひたすらメガハイボール。若松の<TOMATO>を思い出す。タッチパネル注文は唯一20代のⅯ岡が担当。我ら50オーバーのオヤジ3人はひたすら喰って話して呑むだけだ。

 鯖は好物だが。塩焼が最も好き。きずし(酢〆)も。しかし、生の刺身系は私には少々脂っこすぎて箸が普段はあまり伸びない。しかし、さすが専門店である。ゴマサバも何切れか味わえた。鯖の塩たたきは初めてだが、期待通りの旨さだった。

 他にも色々試したが、穴子カツが抜群に旨かった。タルタルとこれほど合うとは。メガハイのピッチが加速する。エビマヨもムヒムヒ笑みが漏れるマイルドで蕩ける旨さである。

 Ⅿ渡氏は6日前に一緒に呑んだ。實Ⅿ氏は初めてお会いした。当然、酒席も初。Ⅿ岡とは1年ぶりに呑む。変わらぬマシンガントークとさらに安定感が増したミッションのコーディネートぶりに目を細める。

 Ⅿ岡は電車で帰路に着き、オヤジ3人で<ムーラン>へ。私は6日ぶりである。その際はⅯ渡氏と一緒だった。氏はその間にもムーラン入りしているかもしれない。

 Ⅿ渡氏が持ち込んでいるプレミアム焼酎「佐藤」を私専用のゴルゴタンブラーにロックでグビグビ。鯨飲モードに突入である。

 小鉢をつまみながら会議所のダブル部長を話し込む。私にも関係あるミッションに関する超弩級のホラー話に戦慄。モンスターなんて生易しいものじゃない。鳥肌が立った。

 マスターが腹の減り具合を聞いてきた。‘麺類は入りそうか‘という意味が込められている。うどん、そば、そうめん、にゅうめん、ちゃんぽん、スパゲティ…。

 「パブ」であるムーランに通い始めて十数年。間違いなく、私がこの間で最もリピートした店である。90%以上の確率でシメの麺を堪能してきた。完全に別腹が発動する。そして、楽しみでもある。激しく首肯した。同行氏たちも私の勢いに押されるようにうなづいた。

 マスターが厨房へ。しばらくして丼をカウンターに。湯気が立っている。ラーメンだった。ネギと刻みのり、ワンタンがトッピングされている。マスター曰く「マルタイの棒ラーメン」。

 私はインスタントラーメンをこよなく愛している。袋麺も、カップ麺も。マルタイ棒ラーメンは高校からお世話になっている。これまで何束食べたか分からない。しかし、この数年間、たまたまだが口にしていない。

 テンションが上がってきた。スープ…。マルタイの味だが、私の調理より数倍旨い。麺も絶妙の茹で加減。スーパーのカット葱を入れることはあっても、何故か私の作るインスタントラーメンとは別次元の旨さ。無言で、夢中で熊啜。汁1滴残さず滅失した。

プ ロ(マスター)とシロウト(アヅマ)の違いはどこか。小さな細部がすべて異なり、マルチユニバースになってしまうのだろう。帰宅したら、久々に棒ラーメンを作ってみようか。いや、マスターのように作れず悲しくなるだけだから辞めておこう。

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枝光のシンボル「アイアンシアター」にて。

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オオバコで立地も?だけど超人気店。

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かき混ぜるポテトサラダ・

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たぶん北九州名物のゴマサバ。

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鯖の刺身。

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たまらないエビマヨ。

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白眉の穴子カツ。

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ムーランにて。

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プロの匠。

posted by machi at 07:21| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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