2025年06月03日

第3689夜:復活のホームラン【小倉(北九州)】

 約束のホームラン。確かベーブ・ルース氏の逸話かだったと記憶する。私はそんなものを約束されたことも打ったこともないが、2023年の暮れまではたまに「通って」いた。朝からド派手に朝昼夜呑みのスタジアムを開放して下さる魚町銀天街の<ホームラン食堂>である。

 深まる秋の夜。珍しく旦過市場夜会議が1時間少しで終了し、5人で<焼鳥本陣>へ。早く始まったので中締めも早め。時間は21時。いったん解散し、1時間半後の22時半に終電な旦過税務顧問たち3人でもう一軒。顧問が2次会に参加できるのこと超久々だ。

 スナックでは腰が据わってしまう。駅から近く、サクっと呑める…。<ホームラン食堂>が思い浮かんだ。復活してから足を運んでいない。良い機会である。

 202413日、鳥町食堂街が全焼した。ホームラン食堂は外観は無事っぽかったが、半年以上営業再開していなかった。見えぬところが大ヤラレしていたのだろう。ホームランの隣の美容室は営業していたので、不運としか言いようがない。

 このまま引退かと思われたが、いつか分からぬが見事に復活していた。

 一方、ホームランの真裏の<餃子の王将>も被害は軽微に見えたが退店し、新たな居酒屋がオープンな間近な絶賛内装工事仕上げ中だった。

 <焼鳥本陣>のすぐ隣まで猛火が迫り、4月に10店舗ほどが全焼した魚町サンロード角地はすぐに更地になり、テナント募集の看板が屹立。紙一重、無常、再起。悲喜こもごもである。

 復活を遂げたスタジアムへ。力強くきらめいている。1軒目でビールと焼酎、焼鳥やポテトフライなどを思う存分満喫していたが、私の初級生ビールから。スタジアムには、生である。

 3人でガツンと乾杯。かなり広い店だが、あっという間にほぼ満席に。熱い熱戦がくりひろげられようとしている。

 QRをスマホで読み込んで注文する。私の2杯目からはひたすらハイボール。同行氏たちも好きなドリンクを選んでいる。

 フードメニューは100円以下から。生センマイ刺、玉子たっぷりのマカロニサラダ、串カツをいろいろと6本ほど注文。ハイボールのピッチが上がる。

 22時半になった。同行氏の終電時間が近づいた。試合終了である。お会計の金額を読み込んで確認する…。3000円ちょっとである。生やハイボールを10杯弱、料理2品、串カツ6本。3人で割ると、無双の「センベロ」である。

 まさに、超特大ホームラン。ベーブ氏に鬼のような約束を強いた病状の少年(少女?)も一瞬で全快するだろう。

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まずは『本陣』で‘円陣’を。

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復活。

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安さそのまま。

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これでいいんです。

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ホームラン。

posted by machi at 07:50| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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