シウマイ餃子ライン。シウマイの街・鹿沼と餃子の街・宇都宮を結ぶ路線バスである。
商工会議所で開かれたかぬまシウマイ研修会3回目終了後の夜。定休日の串カツJu-So(弊社関東支店)でM越会議所シウマイ次長とジューソーM子店長が集まり、生ビールでまずはお疲れ生。どの店を1軒目にするか品定めを始めた。
私のリクエストで鹿沼駅前の<中華料理 嘉蒂>に決定。この夜は火曜ゆえ定休ではない。嘉蒂は令和元年度オープン。御縁あってオープン前からいろいろお手伝いさせて頂いた。訳もなくたまたま2年以上足が遠のいていた。
ジューソーから鹿沼駅前まで坂道を登って25分はかかる。歩きたくない。タクシーか、M子店長の車で向かい、帰りは代行か。
冒頭のシウマイ餃子ラインの乗場がすぐそこらしい。しかし30分〜1時間に1本程度でないか。とりあえず乗場へ向かってみる…。なんと7分後。乗るしかない。
鹿沼市内は1週間後に控えた秋まつりの準備真っ最中。至る所に提灯がともされている。Yネスコ無形文化財が持つ幽玄な雅にうっとりしていると、すごい勢いでバスが到着。乗客が待っていると思わず、スルーしようとしていたのだろう。車内は誰も乗っていない。
交通系ICカードが使えるようだが、ジューソーに置いてきてしまい、整理券を受け取る。歩けば25分だが、バスならものの5分ほど。鹿沼駅前バス停、駅から地味に離れている。しかし、目的地の嘉蒂のほぼ正面。駅利用者は不便だが、嘉蒂利用者にとっては超絶便利だ。
オーナーのO女史と久々に再開。女史自身が厨房で腕を振るうため、バイトさんに注文。席上にはタッチパネルが。ただ、前日にタッチパネルが納品されたようで、嘉蒂の夜の最強メニュー「お疲れさまセット(好きなドリンク2杯+18品の料理の中から2品選択))はタッチパネルにまだ反映されていない。バイトさんに口頭注文。
生ビールは0次会で呑んだので、私は「ドラゴンハイボール」。紹興酒の炭酸割りである。18品から3人ゆえ6品選ぶ、私の大好物の揚げピーナッツから始まり、ポテトフライ、ネギチャーシュー、ピリ辛キュウリ、クラゲ酢、焼き餃子。それも小鉢だがボリュームたっぷり。
セットを2杯飲んでから、紹興酒をボトルごと燗して頂く。追加料理は私が中華炒め物でレバニラと並び愛する「ムースーロー(豚肉と木耳と玉子炒め)」、エビマヨ、そしてシウマイ。
嘉蒂のシウマイは大きくて肉肉しいかぬまシウマイの王道。シウマイ餃子ライン、敢えて嘉蒂の前にバス停を設置しているのだろう。
手が少し空いたO氏とも話すことができた。2軒目は「坂下エリア」(ジューソーから徒歩圏内)へ。タクシーを呼ぶ。外で待っている間、坂下へ向かうシウマイ餃子ラインが目の前を駆け抜けた。我ら3名から悲鳴が漏れた。バスに乗れたのに、という後悔の悲鳴である。
秋祭りが近づく槌音。
シウマイ餃子ライン(路線バス)。
鹿沼駅前のオアシス。
タッチパネル導入。
まずはこれから。「お疲れさまCセット」。
毎回テイクアウトするほど好物の「揚げピーナッツ」。
一番好きな中華料理かもしれない「ムースーロー」。
かぬまシウマイ嘉蒂バージョン。
私はチリよりマヨ派(海老)。
セットの後はボトルごと燗で。

