「煮ても焼いても何をしてもシウマイ」。
はっきり覚えていないが、こんな感じだ。禅問答な奥深さである。15人の出席者、ほぼ全員キョトンとしていた。もちろん、16人目の私も。
定義はともかく、かぬま和牛シウマイが食べたい。絶対に。私は進行役にも関わらず、欲望を大きめの声で連呼。出席者は飽きれ顔と首肯で半々。精肉店ご令嬢は困った笑みを浮かべている。
鹿沼最強の手土産になるのではないか。ただし、冷凍(冷蔵)持ち歩きできるか。私はアイスクリーム以外は溶けても一切気にしないが、これには責任が伴う。店に帰責させる輩もいるだろう。
研修終了後、盟友かつ本研修主催者のM越氏に地元スーパー<ヤオハン>で車から下ろしてもらう。スーパーの若大将も研修に参加。積極的にご発言頂いている。売場を占めるかぬまシウマイの押しっぷりが鮮烈。シウマイブーム牽引車の存在は心強い。
総菜パックのかぬまシウマイを買おうとしたら売切れていたので、冷凍の肉シウマイ&ニラシウマイのセットを購入。そして、栃木市と鹿沼市のコラボと言えぬこともないヤオハンオリジナル(たぶん)の「岩下新生姜シウマイ」をカゴに。今夜の夜食か明日の新幹線晩酌の肴である。
その夜は<串カツJu-So>2階ロフトか1階カウンター席で寝る。シウマイを冷凍庫に入れた頃、研修にも参加していたM子店長がジューソーへ。生ビールを入れてもらう。
18時頃、ジューソーチーム5人で<イナリノトナリ>という私は初ダイブの居酒屋へ。素晴らしく雰囲気が良い。ホッピーがある。しかも「中(甲類焼酎)」が超たっぷり。外1本で中5杯。
ガンガン出てくる料理を楽しみつつ談笑していると、鹿野精肉店のご令嬢が小学生の娘さんを連れて我らのテーブルで。間髪入れずご令嬢、私に袋に入った手土産をプレゼントして下さった。かなり冷たい。ずしりと重い。
黒い箱である。箱書きには「かぬま和牛焼売 鹿野精肉店」。しかも2箱も。
テンション爆上がりである。研修中におねだり匂わせ顛末である。真偽分からぬが、私の本拠地(兵庫県)の知事閣下のおねだりな気持ちが激しく理解できる。
2軒目は街なかに移転オープンした<さくら>。入りにくさは相変わらず。スナック菓子をツマミにウィスキー鯨飲。カラオケも久しぶりに。
「かぬま和牛シウマイ」だけは絶対に忘れずに持ち帰らねばならない。普段よりも私の空気頭は覚醒していた。大事に持ち帰り、冷凍庫にぶちこんだ。翌日は栃木市と宇都宮市に立ち寄ってから神戸に戻る。絶対に忘れぬよう、付箋にシウマイと書いてスマホに貼り付けた。
寝る前に、スナック<さくら>でママに温めてもらってみんなで試食した方が良かったことに思い当たった。その発想が全く滅失していた。私の意地汚い欲深さである。
栃木市と鹿沼市のコラボ。
熱いぜ、かぬまシウマイ!
古民家風居酒屋。
ホッピーの中たっぷり。
移転した<さくら>へ。
ピンスポット。
嬉しき戦利品。
翌日の新幹線にて。
ピンスポットのお写真が素敵ですね😀