助松神社。泉大津市と高石市の市境で真っ二つな北助松商店街の拠点であり、会合場所である。地域活性化と商店街振興にご理解が深い宮司様のご厚意で社務所をお借りしている。
史上最強クラスの台風が日本列島に差し掛かる8月下旬。当初は月曜に九州あたりへ上陸し、本州を抜けて水曜には温帯低気圧な予報だった。ところが、実際は台風が九州に上陸してからは「ジョギング並みのスピード」に。
私が2度目の北助松入りする予定日はとっくに台風は温帯低気圧の予定だったが、九州南部あたりでグズグズし、甚大な被害をもたらしていた。
私の北助松入りは中止、翌月あたりにリスケだろうと前日まで余裕をこいていた。アタマもカラダもキモチも北助松モードでなかった。しかし、前日になっても中止の連絡が入らない。
当日、風は幾分強いものの、雨は降っていない。神戸市営地下鉄、JR西日本の神戸〜大阪近郊、南海電鉄は気持ち良いほど通常運行。むしろ、平常時以上にダイヤは正確。台風は九州南部で足踏みしている。
私の自宅の最寄り駅から南海北助松駅まで5回も乗り換える。所要時間、約100分。出発時点ではまだ半信半疑だった。しかし、徐々に体内メーターが上がり始めた。北助松駅に着いた時、北助松ミッションモードが99%まで上昇していた。
助松神社の境内へ足を踏み入れるやいなや、超絶に立派なニワトリかシャモか分からぬが、カラフルかつ異様に大きくて強そうな鳥類が何羽も境内を闊歩している。3週間前訪問した際は(お参りでなくすいません)、鳥類はいなかった。
境内を進むと、柵が目に入った。そこには「神鶏(しんけい)」とあり、『東天紅鶏』と『小国鶏』の2神の説明が。昭和11年、昭和16年にそれぞれ天然記念物に指定され、日本人の起源に遡る神代の御代より活用されている。
天然記念物の放し飼いは豪放。この日のミッションが中止されることなく成立したのは、神鶏の恩恵かもしれない。翌日は豊川稲荷がシンボルな豊川市の諏訪町へ。
豊川稲荷といえば、狐。ミッション遂行を祈念すべく、どん兵衛きつねうどんか赤いきつねの神力に縋るため、神戸に戻って自宅近くのコンビニへ立ち寄った。
格式あるミッション会場。
境内。
神鶏。
(付記)
コンビニに立ち寄って、どん兵衛か赤いきつねを捕獲するつもりが、コンビニ誘惑である新商品に惹かれて『辛ラーメン スパイシーチキン』を購入。先ほどの神鶏(チキン)を引きずっていたのかもしれない。結果として翌日、台風は以前として九州に滞在するも、それとあまり関係のない大雨で豊川方面へ向かう新幹線は始発から終日運休してしまった。