2025年03月01日

第3606夜:異世界転生【周南(山口)】(前編)

 徳山。日本有数の工業地帯であり、何かのコンビナートで有名である。毎週のように新神戸から小倉を新幹線で往復する私にとって、車窓から眺める海側のコンビナート群、山側のビジネスホテルが林立する街並みはお馴染みに光景である。

 徳山は新幹線停車駅である。何年か前に2市2町が合併し「周南市」に。

 周南へは2013年か14年ごろ1度だけ訪れたことがある。シゴトではなく、ただ吞むだけのために。役所のU野氏と商店街のK村氏と3人で商店街のどこかの居酒屋で鯨飲。私とU野氏がひたすらゴルゴの話で盛り上がってしまい、ゴルゴを嗜まないK村氏を100億光年置き去りにした記憶がある。逆に言えば、その記憶しかない。

 駅も、街並みも、泊まったホテルさえもあまり覚えていない。夜間に到着し、街並みを視察せず呑んで寝て、翌朝神戸に戻っただけだったからだろう。

 それから干支が約一回りした2024年の夏。周南へ足を運ぶ機会を得た。十数年ぶりに徳山駅で下車。イメージが全く違う。当時は無かっただろう南北自由通路や駅前図書館、カフェが誕生。新たにホテルが数棟屹立していた。

 度肝抜かれた。前回の記憶薄弱といえ、これほど強烈でパワフルで垢ぬけた街だったのか。

 市役所や商工会議所の方々にたっぷりご案内頂く。徳山駅前は再開発で大きく様変わり。凄まじく来客が増加。観光都市でない故、市民の殺到ぶりだけでもポテンシャルを感じさせる。

 商店街も老朽アーケードが順調に撤去が進んでいる。味わいのある店構えも多い。市、商工会議所、商店街、市外のプロ機関などの密接な連携が実に力強く機能している。

 ミッション終了。時間は17時。夜の店が開きだす頃合いである。十数年ぶりの周南。イッパイやって神戸に戻りたい。

 駅前の<タイヨウギョーザ>なる惹きの強い店に飛び込んだ。18時までハッピーアワーでアルコールは280円。たっぷり1時間はハッピーに楽しめる。

 1日の勤務を終えたクールビズ姿の地元(たぶん)サラリーマンがどんどん入ってくる。地元の人気店であることが伝わる。

 らっきょ、餃子の皮せんべい添えポテサラ、ポテトフライなどを先鋒に、9種類の餃子から「極み餃子」を召還。肉がぎっしりで超絶に旨い。これを食べに来るだけでも周南入りする価値が倍増する。エビマヨもプリプリで極上だった。

 生2杯、辛口レモンサワー3杯ほどイッキに。きびなご天ぷらも西日本の味わいである。

 1時間ちょっと満喫し店を出る。新幹線乗車まで15分。これを逃すと1時間待ち。広島での乗換時間含め新神戸まで約2時間。空腹でないが、何か呑みたい。ツマミたい。〔次夜後編〕

周南@.jpg

生まれ変わった徳山駅。本屋&カフェ&図書館などが併設。

周南A.jpg

駅前の商店街。

周南B.jpg

中心市街地のアーケード商店街。

周南C.jpg

駅前のオアシス。

周南D.jpg

瞬殺。

周南H.jpg

熱愛。

周南E.jpg

鉄板。

周南F.jpg

王道。

周南G.jpg

変化。

周南I.jpg

官能。

(付記)

このバカブログのタイトルは、一応「まちづくり」。私がまちづくり業界に飛び込んだのが1999年3月1日(新長田まちづくり鞄社)。転籍、独立を経て今日(2025年3月1日)でまさかの26年目突入。四半世紀もこんな不安定なシゴトをフリーで商いにしているとは。初老に差し掛かり、日々の著しい老化の進行に昔日の想いでありますが、仕掛かっている案件がいくつか残っており、もうひと踏ん張りと存じます。これからも御贔屓に!

posted by machi at 03:37| Comment(2) | 山口県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
無理な依頼をお受け頂きありがとうございます。ご自愛のうえお過ごし下さい。茶色くて美味しい情報、楽しみにしています♪
Posted by おめでとうございます! at 2025年03月01日 22:16
ありがとうございます。無理というより、普段やらない(依頼が無い)分野をお引き受けすると芸の幅が広がるので感謝であります。またどこかのタイミングで!
Posted by アヅマ at 2025年03月02日 05:28
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: