近畿地方と中国地方。行政官内上は近畿に含まれる福井県も含め、滋賀・京都・奈良・和歌山・大阪・兵庫・岡山・鳥取・島根・広島・山口の11都道府県の中心市街地や商店街を盛り上げていこうという有志の会の決起集会というか懇親会が阪急梅田駅かっぱ横丁付近の居酒屋で決行された。20代から還暦越えまで性別も多様な十数人が参戦した。
呑み放題のコース料理だった。生ビールやハイボールなどはQRコードをスマホ読み取りで注文する。令和からすっかり定着したスタイルである。
しかし、地酒だけは自分で地酒コーナーで注ぐ平成バイキングスタイル。ゆえに、各テーブルに冷酒用のショットグラスが置かれている。まずは生を2杯ノドに放りこんだ。
私の座った4人掛けテーブルは、私が圧倒的に年齢的にオッサンゆえ、若手がスマホで注文してくれる。座り位置の関係から、私の右隣の若手男性が地酒コーナーまで毎回足を運び、私のリクエストを注いでくれることに。加齢を重ねた特権の享受を堪能することができる。
地酒の一覧があった。びっしりである。字が小さすぎて老眼の私には見えない。スマホでメニュー画像を撮影し、その画像を拡大して文字を判別。便利な世の中になったものである。
日本中の地酒が50種類。これがすべて呑み放題。獺祭だけでなく、会津若松でもレアな飛露喜まで含まれている。
私は当然に地酒好きだが、それほど詳しいわけでもない。ありがちなのは、1番から順に攻めること、並び順は順不同で、北海道から下っているわけでもなかった。1テーブルに1人はその攻め方を選択する左党もおられるはずだ。
私も同様だが、少し芸がない。この呑み会の趣旨は、冒頭の近畿・中国+α(福井)が裏テーマ。10都道府県の地酒に絞り、1番から攻めることに。なかなかの軍略と自画自賛する。
C宝剣(広島)
D王碌(島根)
K獺祭(山口)
L黒龍(福井)
M紀土(和歌山)
Q風の森(奈良)
Sみむろ杉(奈良)
㉗澤屋まつもと(京都)
㉚天美(山口)
時間制ゆえ、9種しか巡れなかった。旨いや辛口やだの味の評価は1種類目の「宝剣」だけ。後はひたすら味わいもせず喉に放り込んでしまった。
この店に再訪する機会があれば、31番以降の近畿・中国を最後の50番までめぐる。そして、今度は日本全国である。