Iマナカ。十三駅東口商店街にある「角打ち」である。全国に角打ち数あれど、私が知る限りオヤジ比率、ねずみ色比率、バッタもんキャップ着用比率は指折りの高さである。
武漢ウィルスが全世界で猛威を振るい始めた初期の頃、緊急事態宣言が発令される2カ月ほど前、栃木県鹿沼市の商店街有志6名が神戸・大阪入りした。目的は有志達が鹿沼市内で居酒屋(串カツ)を開業するための店舗視察である。
新開地、湊川、十三、京橋を視察(呑み)の中で、十三が最も印象に残ったという。ゆえに、その1年4か月後にオープンした店の屋号は<串カツJu-So>。中でも冒頭の<Iマナカ>はまず栃木県内に生息しない雰囲気の名店。オープン後も話題に上り続けたほどである。
衝撃の十三体験から4年4か月後、Ju-Soチームのコアメンバーが再び十三入り。私も十三駅で合流。まだ日も思いっきり明るい15時半。彼ら彼女らの聖地(Iマナカ)へ向かう。しかし定休日だった。気を取り直して西口へ。
しょんべん横丁や栄町商店街を視察した後に大衆酒場<Mルカツ>へ。おでん3種または串カツ3本とアルコール1杯で550円。プラス100円でどて焼を追加可能。
栃木県は生ビールが普通でも650円はする。500円だと激安だ。私の感覚だが、栃木県はアルコールが高い。しかし不思議とお会計になるとそれほど高いと感じない。
十三はハッピーアワーなど生もハイボールもチューハイも平均200円。この差は何なのか。食べ物も安い。私を除く4名様はセットを満喫。私はハッピーアワー価格のハイボールをお代わり。栃木県民、なぜ平日の16時前に大きな居酒屋が満席なのか不思議がっている。
2軒目は<Yマ牛>。肉屋直営の立ち飲み屋らしく、カルビ焼が200円で楽しめる。メンチカツや唐揚も揚げたて。私はメガ杯をお代わり。ちなみにこの店で今の<Ju-So>名物「肉吸い」を学んだ。ゆえに、同行氏4名のうち3名はこの店を再訪したことになる。
鹿沼チームは男性2名と女性2名。アニキたちは心斎橋の帳へ消えた。まだ日も明るい。呑ん兵衛女子2人を梅田へご案内。阪急東通の居酒屋へ飛び込む。
瓶ビールが大瓶で380円。原価である。変わり種串カツを貴重な機会ゆえ勉強して頂く。鹿沼の新たな名物誕生を目指して。しかし、ご両人とも「わらび餅」串カツには微妙な表情だ。
「海老塩バター焼きそば」が旨し。濃厚で酒に合う。しかし、バター系は冷えると途端に劣化が激しくなる。ツマミなどでチビチビやると劣化速度が上がるという理不尽に悶える。
最後はお初天神通り商店街を抜けて迷宮中の迷宮「大阪第1・2・3・4ビル」の地下1〜2階。まさに、ダンジョン。満腹ゆえ、独特なレイアウトのスタンドバーへ。500円代から2万円ほどまで多種多様。間違えて2万円を頼まぬよう慎重に「サントリーオールド」を注文。
余談だが、これまで数え切れぬほど歩いたお初天神通り。キャッチコピーが「心中発祥の地」。日本中に町おこし的に「〜発祥の地」は数あれど、冷静に考えれば、これほど強烈なコピーは唯一無二かもしれない。
Ju-Soチームが十三に。
1軒目(十三)
2軒目(十三)
梅田は大賑わい
3軒目(阪急東通り商店街)
新作を研究中。
大瓶390円で利益が取れる仕組みを学びたいものである
心中発祥の地。
4軒目(大阪駅ビル地下)
お待ちしております💛
ちなみに昨日(10日)、下野&上三川、佐野の3年間を完遂。残すは2週間後の栃木が6年間のオーラス。感慨深いです。