2025年01月13日

第3579夜:修道院の白ワイン【守山(滋賀)】

 『天使にラブソングを』。1990年代に放映されたU−ピー氏主演の大ヒットコメディである。舞台は教会。シスターたちがゴスペルな聖歌隊を結成し大活躍する。私はリアルタイムで見ていないが、TVロードショーで観た。定期的に再放映される。何度見ても傑作である。

 その作品の「2」をTV録画で観た翌日。滋賀県守山市へ。私が生まれる前から屹立する老舗レコード店、2012年に創業された西欧料理店、2017年に創業されたワインショップの3店舗を訪問。店主からヒアリングする機会に恵まれた。

 老舗レコード店経営のK田氏は銀座商店街の理事長。私も十数年前にご挨拶した記憶が濃い。理事長は私の名前と顔を覚えて下さっており感激と恐縮である。

 お客がひっきりなしである。しかし、客層は明らかに高齢者。理事長曰く、令和の若い人は、CDが何か知らない人もいるという。思い当たるフシがあった。

 私が学生の頃、タワーレコードやHMVは流行の先端だった。それから四半世紀が発ち、それらのサウンドショップから足が遠のいていた。

 40代後半のある日、神戸三宮駅前商業ビル9階にあるシネコンで映画を観ようとチケットを買った。入場開始まで30分ある。そのビルの3階下がタワレコ。四半世紀ぶりに足を運んだ。

 異世界と思った。店員さんは皆さん若いが、店内の客はご年配ばかり。明らかに40代後半の私が一番若い。平積みされている特集も1970年のヒット曲や80年代のリバイバルなど。

 私より2回りほど若い人とたまにミッション終了後の呑み会で話す。音楽の話題になった時、CDを買ったことのない若手が多いことに驚いた。そもそもCDをプレスせず配信限定も普通という。昔、CMなどでは「好評発売中」だったが「好評配信中」に変わっていた。

 配信など全く経験のない私には火星語。ゆえに、今でも欲しい曲があればCDを買う。ウォークマンもサブスクでなくCDをパソコンから取り込むタイプ。いつ製造中止になっても良いように、新品の予備を購入している。

 3軒目のワインショップでヒアリング終了後、ワインを1本買って帰ることに。私が選んだのは、修道院で作られた白ワイン。イタリアのラッツオの修道院らしい。

 このワイン、3週間前にみらいもりやま21の石G氏らと事務所呑みした際、彼がこのワインを購入していた。素晴らしく美味しかった。

 普段は500円前後のワインしか飲まぬバカ舌の私だが、このワインはその7倍。しかし店でボトルで頼んだら万は下らないだろう。前日に『天使にラブソング2』を観ていた影響もある。修道院と教会の区別もついていないけど。

 18時過ぎから駅前の超人気居酒屋でプチ呑み会。鰹塩たたきなどでメガハイボール痛飲。

 守山駅前は『天下一品』が以前から屹立。守山で呑んだ際のシメに外すことができない。3週間前はこってりラーメンの特大にチャーシューを追加し、スープを大盛に。

 今回は、その真横にオープンしていた『M岡商店』。〜家なら「横浜家系」であり、〜月なら「酒田系」、そして〜商店は「和歌山系」のイメージある。ハイボールを石Gとヤリながら肉増し中華そば。生卵入りかつ醤油も甘めゆえ、和歌山系でなく徳島系か。

 石Gと別れ、駅のコンビニで缶ハイボールとバーボンなどを買う。守山から新快速で三宮まで80分。独り3次会である。

 駅のホームで20分待つ。ところが20分経っても電車が来ない。

 放送が流れた。守山の手前で鹿を引いたらしく、その撤去作業で大幅に遅れるという。逆方面はバンバン電車が走っている。私のホームは何もこない。結局45分ホームで待ちぼうけ。 

 イライラしてはならない。隣人を愛さねばならない。私は修道士の気持ちになり、鹿の冥福を祈った。無神論者だけど。

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中山道のワインショップ。

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ここは高知か?鰹の塩たたき。

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ドはまりした黒豆クリームチーズ。

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和歌山系?

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待てども来ず。

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イタリア・ラッツオの修道院の白ワイン。

posted by machi at 04:51| Comment(0) | 滋賀県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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