「北九州ラーメンおすすめ12選」。YouTubeで視聴できる垂涎コンテンツである。特に夜遅くに拝見すると、背徳の誘惑に抗うことは極めて困難である。
門司港ラストミッションを終えた夜。M渡氏と久々に2人で<ムーラン>へ。氏が私のためにとプレゼントして下さったスコッチウィスキーを、同じく氏が私に以前プレゼントされたゴルゴ13タンブラーに注いでロックでやる。旨い。
氏とは十数年間、数え切れぬほど酒席をご一緒させて頂いた。深く感謝しつつ杯を重ねる。氏のキープする「DAIYAME」焼酎はライチの香り。ソーダ割でチェイサー代わりに満喫。
門司港でたっぷり寿司割烹を満喫した後ゆえ、空腹感皆無。マスターはそんな私に2種類の塩辛を眼前に。定番と、黒づくり。どちらもウィスキーに、焼酎に合う。ちなみにマスター、M渡氏にはTKD(卵かけ丼メシ)を出していた。氏は確かダイエット中でなかったか。
他の客や、客からバイト成り(堕ち)したお姐さんが帰路につき、何の流れか忘れたが北九州市内でどこのラーメンが一番旨いかという結論と正解がない話題に。
ちなみに北九州市内の若松と西港に進出している横浜家系<山岡家>は我がソウルフードゆえ別格とすれば、私は小倉黄金町<東洋軒>。久留米系が好みである。
マスターが冒頭のYouTubeをTVに映し出した。どれも旨そうである。アシ(車)がない私には冒険範囲が限られてしまう。何軒かは実食済もあったが、ほとんどが未踏。
ラーメンが啜りたくてたまらなくなった。うどんでもそばでもない。ラーメンである。令和5年になり、何故か〆のラーメンをあまり欲さなくなってしまった。それなのに、令和5年だけで5sも太った。令和5年12月上旬現在、目方は0.11トンである。
店を出た。すぐ横に何度も通った豚骨ラーメン店がある。しかし、気分はそこじゃない。
氏と向かったのは深夜の小倉歓楽街屈指の人気ラーメン店<太陽軒>。かなり昔に夜中に啜ったことがある。味噌ラーメンが圧倒的人気。北九州において味噌ラーメンが軸も店は希少で貴重である。
日付が火曜から水曜に変わった。カウンターだけの店内満席。外で5分ほど待って店内へ。私はあえて「特製醤油」に。私、なんだかんだで醤油が一番好きである。
ブツ、香ばしい。メシテロYouTubeの背徳を啜ることで倍加させる。夢中で啜る。気づけば汁1滴残っていない。
M渡氏は「特製味噌」。旨そうに啜っているが、私ほどのペースではない。それはそうだろう。寿司割烹の後、TKDを平らげていたのだから。
いただいたウィスキーとゴルゴタンブラー。
2種類の塩辛。不思議とウィスキーに合う。
啜らずにいられない。
店内は満席。
醤油であります。