副都心。神戸なら「新長田(西の)」で、北九州なら「黒崎」である。
2022年から新たに御縁を頂いた長崎街道黒崎宿「熊手銀天街」。2年間で10店舗が新規出店。かつ2店舗が早々に出店準備中。1ダースの新規出店は心強い。黒崎の、熊手のソコヂカラを感じる。飲食可能で20坪以下なら黒崎は瞬殺で埋まる。
2011年から北九州と本格的にお世話になった私にとって、黒崎は起点であり拠点だった。私がフリーになる前年、サーズが神戸発祥で話題になった。この時、黒崎にお招き頂いた。
当時、神戸市の中学生が修学旅行に北九州へ来るのは常識がない的な趣旨を北九州市長が発言し、神戸市長が反論。そんな折ゆえ、私はマスク着用のまま2時間の漫談。聴衆もマスク。
当時は貴重でレアな経験で笑い話にしていたが、2020年のパンデミックから当たり前の光景に。先取りしていたと言えないこともない。
フリーになった年、近畿地区タウンマネージャー候補数名を引き連れ「アヅマジャパン」を結成。北九州市の黒崎へ1日研修を決行。翌年の大津波の年(2011年)、私の黒崎が始まった。
私の黒崎は13年間ずっとではない。トビトビである。前半から中盤は黒崎駅前新天街、最後の2年間は熊手銀天街。2023年、私と黒崎の御縁も終わる。寂寥感よりも達成感が強い。
最後の黒崎の夜。8人で<ニーグ>。黒崎駅前新天街から移転してきたという。しかも、オープン初日。私の最終日に初日を迎えるお店に訪問する奇遇。まさに新旧交代だ。
料理はどれも旨かった。ハイボールの濃い目が嬉しい。流行ることは間違いない。
この夜は月曜。こげんも肴やも定休日。<バーバーズバー>へ向かう。私は2度目。ハイボールをやりながら同行氏や常連さんらと談笑。
枝光かどこかで人身事故が発生したらしく、電車が動いていないらしい。同行2氏は帰れない。しかし、とりあえず駅まで。私も普段なら一緒に慌てているのだが、この夜は黒崎泊まり。大正解である。
動き始めたようだ。2氏とお別れ。また出会える日が来ることが祈念する。
私はホテルへ向かう。しかし、そのまま通り過ぎて<ミッキー>へ。ギガハイボールをやりながら浜省をリクエスト。マスターがミスチルと浜省のフェスコラボの激レア動画を見せてくれる。シビれる。
「もうひとつの土曜日」「ロマンスブルー」をリクエストした後、最後は「ラストダンス」。私もラストダンスだ。十数年間、ステップを間違え続けて何度もねん挫しそうになったけど。
熊手銀天街にニューオープン(2023年11月)
私、銀杏がわりと好物
世界で一番好きな食べ物かも
2軒目
奥の紳士とは十数年のお付き合い
最後は浜省バー
もちろん、ギガ
目に焼き付ける風景
ラストジョッキ