『EGAO』。椛S国商店街支援センターが発行する日本全国の商店街の取組を応援、支援、紹介してきた情報冊子である。秋号、春号と年2回、各数万部発行され、全国の商店街、自治体、商工介護所等に届く。不肖アヅマもほぼ写真の一コマとして載せて頂いた。
日本中の商店街に笑顔を届けてきた冊子『EGAO』が2023年12月発行号で最終号に。その中で、北九州市内の商店街でなく、その商店街を黒子として全力でサポートしてきた北九州商工会議所、その先駆者であるM渡部長にフィーチャーした特集が。それも、6ページである。
私はインタビュアー(聴き手)に指名された。何があっても駆けつけねばならない。取材前日、北海道富良野市から羽田空港を経由して北九州へ。取材は午前。その前夜は門司駅まで呑んでいた。その時間帯、M渡部長は取材陣と小倉で呑んでいたそうだけど。
朝10時から会議所の応接でM渡部長のインタビュー。私は聴き手のはずだが、その役割を放棄。私も好き放題に放言。ディレクター氏とライター氏が超絶に優秀なので、その御両人が実質的な聴き手。私はただ座っているだけでなく、口を挟むので余計に邪魔している。
たっぷり午前中2時間半のインタビューの後、黄金市場商店街へ移動。M渡部長の写真撮影である。何故か私と一緒に歩いているシーン。市場商店街の方々もM渡部長を見かけると寄ってきて様々な相談を持ち掛けている。まるで仕込んでいるようだが、これが日常である。
M渡部長と私のツーショットを何枚も撮影。歩いているシーンも。買い物客は足を止めて不思議そうに見ている。商店主も同様。何かの撮影と思われているようだが(実際にそうなのだが)、アラフィフとアラカンのオヤジ2人は明らかに不自然であり、浮いている。
私も自然に振舞おうと<とり肉のワールド>で唐揚、手羽先、焼鳥、レバーペーストを購入。好感度を高めるため2000円の高級肉も。ただ、この写真はどこにも使われないだろう。
黄金市場商店街で毎月会議でご一緒している青年部たちと談笑し、10日ほど前にオープンしたレモネード専門店<レモニー>で喉を潤す。濃厚なのにすっきりと旨い。
14時過ぎ取材終了。15時前の新幹線に乗らねばならない。充分に晩酌のアテを買い込んだが、この時間帯はほぼすべての商品が売切れている<一葉>で巻寿司と牛蒡煮がわずかに残っていたので迷わず購入。取材なくとも、商店街で買い物する楽しみは大型店に無き醍醐味だ。
この翌日、『ブラタモリ』がなんと北九州特集だった。2週にわたるらしく、前編は小倉をブラタモリ。私にも馴染の風景ばかりだが、旦過市場や黄金市場商店街は出てこない。
前編の後半は若松の成り立ちが紹介。若松のことで唯一知っているのは「橋の下の天ぷら屋さんが美味しい」ということ、と笑顔で話すTモリ氏。その店、私は十数年前からブラアヅマで知っている。至宝<丸窓>。
100ヶ程、我が家に送ってもらわねば。絶対の笑顔が保証されている。
黄金市場商店街で店主から相談を受けるM渡氏。
新しくオープン。
すっきりと旨し。
(付記)
最終号、北九州だけでなく宮古、鹿沼、春日部、岡山など私が入らせていただいた地域が多数特集されていた。他にも知り合いが多数登場。感慨深いです。