司ネタでも刺身でも、最も私が愛するのは貝類。ただし、この店でもオススメされていたが、アワビはコリコリが強すぎて寿司に私は合わない。烏賊類は寿司では欠かせない。山わさびは最高の薬味。道内で瓶詰めを見つけたらつい買ってしまう。
塩バターや塩レモンというひとシゴトも貝の旨いを引き立たせる。蛸も柔らかい。生蛸は大好物。しかし、何故か海老に関しては刺身でも寿司でもあまり口にしない。海老は、フライか天麩羅にトドメを刺す。
たらこの握り、そのまんまだった。そのまま口にしたら塩っからすぎるので、チビチビとたらこのみを酒のツマミに。いくらも軍艦でなくそのままおつまみに。痛風に最悪だが、日本酒のピッチを雪崩式に加速させる。
ほっきサラダ軍艦、マヨネーズのコクが究極の味変。〆は山わさびを使った巻物に。かっぱ(胡瓜)と鉄火(鮪)が同じ値段なので迷わず鉄火。かっぱの方が粋なのだろうけど。
さすがに満腹。もうラーメンは入らない。汁物で締めようとタッチパネルをいじる。ボタン海老の頭の味噌汁が品切れだった。粗汁や岩海苔汁もあったが、熱燗と店内の熱気で少し汗ばんできた。1軒目の塩ホルモン店では甲類焼酎のみ、2軒目の回転寿司店では熱燗のみ…。
究極のシメがひらめいた。タッチパネルのドリンクコーナーへ。最後に選んだのは「サッポロクラシック生 グラスビール」。中ジョッキでなく、グラス。満腹に中ジョッキはキツい。キンキンに冷えたグラスビールを3口で呑み干す。サウナ上がりの爽快さ。完全に整った。
カウンターは中国人ばかりだが、握り場や厨房は中東系の外国人多し。店長っぽいベテランの職人が若い外国人に英語で笑みを交えながら丁寧に何かを教えている様子が視界に入る。ガハハハ系の熟女店員も流暢な英語を駆使して接客している。
お会計に向かう。名札から見ても、お顔を見ても、明らかに東欧系の若い美女。この方は1oも日本語に訛りなし。日本人は外国語を、外国人は日本語を流暢に話す札幌ススキノ回転寿司。日本語もおぼつかなく、外国語など全く分からない私はすっかり化石だ。
もう何も入らない。まっすぐススキノの定宿に向かう。すぐ隣が焼肉居酒屋。ふと看板が視界に。塩ホルモン&牛カルビなどの食べ放題コースがあった。
<七厘>以外にも塩ホル店があるのか。今度試してみるか。値段を観たら120分4000円。飲み物は込みか別か分からない。
先ほど、塩ホルモン、ラム肉、巨大おにぎり、鏡月フルボトル(カットレモン)で80分約4500円。つい七厘と比較してしまった。肝心なのは、味と接客と店の雰囲気である。
第一陣系。
第二陣形。
第3陣系。
最後の陣形。
整える。
我がススキノの定宿。
今度、チャレンジしてみるか。