シークレット・スポット。訳せば「穴場」。お得感、淫靡感、優越感、レア感、背徳感が共存するキラーワードである。世の中には「あらゆる分野」に穴場は潜んでいる。
ある残暑の午後。上三川町の中心部に茂る<旧生沼邸>を町役場の方々に特別に見学させて頂く。個人の所有物だったが、役場に三十数年前寄贈されたという。
古民家だが、単なる古いという概念を超えている。広さも3,000uで食品スーパーや大きなドラッグストアが駐車場付きで進出できる広大さ。至る所に贅が尽くされている。
持ち主はどれだけ金持ちだったのか。茶室もあれば、住居も。しかし大きすぎて持てあます。有効活用策がなかなか思い浮かばない。強烈無比な穴場と言えぬこともない。
翌朝。30分以上早く佐野市役所に到着。7階の展望ロビーへ。まだ数度しか利用していないが、いつもガラガラ。佐野市内を一望しながらPC猿打できる。Wi−Fiまで飛んでいる。
佐野駅前はファストフード系カフェがなく地味に困っていたが、一気に我が難題も解消。この穴場ほどオーパ!な気分はなかった。
佐野ミッション終了後、両毛線で栃木駅へ。駅からミッション会場の市役所まで歩けば25分ほどかかる。その途中にスタバがある。ただしこのスタバ、いつも混み混み。コンセントのある座席もなかなか確保できない。
栃木駅前観光案内所内のコワーキングスペース、ここも超穴場。各ブースにコンセント2ヶ、USB差し込み口も。学生が多く勉強している中でオヤジ(私)は浮いているが。
この日は市役所まで行かず、<キョクトウとちぎ蔵の街楽習館>へ。商工会議所M戸氏のご案内で1か月後の貸店舗ツアー物件下見。驚愕だった。こんな穴場の極上物件があったのか。
栃木駅から東武特急で北千住まで。東武改札内の<チキンディッシュ>で新幹線晩酌用のツマミを捕獲する。大宮なら駅1階の<日本一>の焼鳥や唐揚。北千住なら、ココ。
焼鳥、弁当も旨いが、最強の穴場的ツマミが「ペッパースモークチキン」。軽く燻製しており香ばしい。しかし、鶏のぷりぷり感が横溢。味が濃いのでチビチビ齧りながら痛飲できる。
ホクホク顔で捕獲。北千住から快速1本で東京駅。ロング缶4本、ポケットウィスキーを売店で捕獲。思っていたより空いていた新幹線で帰神。もう、呑むだけである。
東海道新幹線の車内販売が4日後に終了する(とニュースにあった)。ロング缶を4本飲み干し。ポケットウィスキーを取り出した。売り子さんから缶ハイボールを買う。そして、カップにたっぷり氷を入れてもらう。
缶ハイボールは飲まず、氷カップにウィスキーをドボドボ注いてロックに。東京から名古屋までの2時間弱は缶で、名古屋から新神戸までの1時間はウィスキーロック。
この穴場的テクニックの賞味期限も後4日間である。
上三川町中心部の広大な古民家。
佐野市宅所7階の展望ロビー。
貴重な飲食可能物件(2階)。
東武鉄道北千住駅改札内のお気に入り。
コレが特にお気に入り。
新幹線晩酌スタート。
もう見られない光景。
車内販売で氷をゲット。