2024年05月12日

第3416夜:いなりんの結界【豊川(愛知)】(前編)

 豊川稲荷。「日本三大稲荷」の一角を占める東三河・豊川を代表する東の横綱である。ちなみに私の中では豊川における西の横綱的シンボルは諏訪町駅からほど近い商業施設<PRIO>。某新興宗教の五重塔ではない。

 数年前に豊川市の諏訪町エリアにて2〜3年ほど御縁を頂いた。十数回通ったか。それから7年間の間隔を経て、アフターコロナになった2023年、再び御縁を得た。

 愛知を含む東海エリアにおいて、豊川から最も御縁を頂いている。友人と呼んでも差し支えない呑み友達も複数。しかし、豊川市内でも諏訪町エリア以外に足を踏み入れたことはない。

 諏訪町は某新興宗教の総本山。巨大な鳥居に広大な広場的空間。ただし、敷地は未踏。現世に戻ってくることは不可能だろうから。そして、豊川稲荷にも足を向けたことがなかった。

 諏訪町入りの際、名鉄名古屋駅から豊川稲荷駅行きの直通電車に乗ることが多い。終点の豊川稲荷駅から2駅手前が諏訪町駅。終点まで行ったことはない。3駅手前には某巨大ショッピングモールが2023年4月に開業した。

 2023年の残暑も和らぎ秋の風が混じり始めた9月下旬。全5回の2023年度豊川諏訪町ラストミッションを迎えた。豊川稲荷へは参拝どころかその近くすら立ち寄らなかった。豊川名物の稲荷寿司すら喰わずじまい。隣町の豊橋では稲荷寿司の駅弁をいくつか満喫したけれど。

 最後の日の朝。神戸の自宅を予定より5時間半も早く出て豊川へ向かう。

 豊川稲荷を最後に拝むチャンス。ただし参拝目的でなく、稲荷周辺の商店街散策や稲荷寿司など豊川メシを満喫するために。そもそも豊川市内で昼メシを喰ったことがない。いつも夕方に現地入りし、翌朝には発ってしまうからだ。

 私は豊川稲荷のイメージが狐と稲荷寿司しかない。市の公式マスコットもキツネがモチーフの「いなりん」。私は諏訪町イメージキャラ・タヌキの「すわポン」しか知らない。ミッション先の名称も「すわポン商店会」。あまりにも無知ゆえ豊川稲荷に関して行きの道中ネット検索。

 いきなり驚いた。神社でなく寺院らしい。確かに「豊川稲荷」とあるが「稲荷神社」と表記されていない。しかし、鳥居はあるらしい。創建は室町時代と意外に新しい。ちなみに日本三大稲荷、豊川の他は「伏見」。そしてあと一つは…、諸説あるそうだ。

 正午前、初の豊川駅へ。名鉄の豊川稲荷駅と隣接している。駅前はアーケード商店街。お店もびっしりではないが住宅、空地、店舗が入り乱れている。業種もスナックなど多種多様。

 すぐに稲荷の入口(総門)へ。すると、もう一つ商店街が。それほど長くないのでブラアヅマ。土産物屋、鰻屋、稲荷寿司系飯屋が入り乱れている。思った以上に鰻屋が多い。

 豊橋を含めた東三河及び隣接する浜松は日本屈指の鰻処。鰻か稲荷か迷うも、ここは稲荷。

 2日前、寝ぼけて豊橋までの新幹線チケットをネット予約した際、日付を間違えていた。気づいたときにはとっくに発車済で決済完了。当然キャンセルもできず、泣く泣くドブに捨てた状況に。節約せねばならぬ気持ちに加え、そもそも鰻屋が定休日かなんだかでほとんど閉まっていた。〔次夜後編〕

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東の横綱。

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西の横綱。

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西にそびえる新興宗教の五重塔。

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稲荷エリアの「いなりん」。

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諏訪町エリアの「すわポン」。

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豊川稲荷駅に初下車。

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稲荷駅前の商店街。

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稲荷前の商店街。


posted by machi at 07:50| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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