<福寿亭>。若松焼肉3部作の第2章である。メガハイからスタート。まずはロース、カルビ、ウィンナー、塩タンなど。第2弾はレバー、塩ホルモンなど。キムチを挟みつつ。
メガハイを数杯のみ、M岡嬢のマシンガントークを堪能しつつ。店を出て<ショコラ>へ3人で。最後はタクシーでM岡を戸畑駅まで送る。外はドン引く級の大雨ゆえ、そのまま私ははホテルまでタクシー。靴、ずぶぬれである。靴下も中敷きも臭い。
翌昼。靴がびっしり雨に濡れたまま乾かない。異臭マシマシである。中のインソールもボロボロで穴が開いている。インソールを買い替えようか、それとも新しい靴に買い替えるか。
小倉駅前セントシティ内<A●Cマート>へ。4000円代からスニーカー系が買える。私の悪い癖が、安物買いの銭失い。これまで幾度となく失敗を繰り返してきた。
ちなみにインソールを捨てて小倉駅まで歩く間、インソールの大切さを痛感していた。こうも、違うのか。インソール無きスニーカーは直接地面を踏んでいる感覚。私のような0.1トン倶楽部メンバーは10分以上歩けば膝かどこかを痛めてしまうだろう。
私は靴に強いこだわりはないが、3つのメーカーでほぼすべてを占める。ビジネスシューズは四半世紀以上「ホーキンスAir」。これ以外のビジネスシューズは痛くて履けない。
スニーカーはそれほど履く機会ないのだがほぼ「アシックス」。アラフィフになり、アシックスのビジネス&ウォーキング兼用っぽいのを愛用するように。軽くて丈夫で疲れない。廃版になっても困らぬよう全く同じサイズの品番を数品自宅にストックしている。
オンオフ兼用であり、被災地などタフな現場に赴く際は「ダナー」。夢枕獏先生の九十九乱蔵ご愛用で、ビブラム貼りに憧れた。
この3つのメーカーを店頭で取り扱っているのが<ABCマート>である。
時期は梅雨入りしたばかりの5月最終日。これから10月頃までジャケットを着ることなく、上着はポロシャツ、下は作業ズボンで日本中飛び回る。よって靴はホーキンスのビジネスでない。アシックスのスニーカーにするか…。
インソール単体も売っていたが、合わない場合もある。そして、靴の臭さがインソールを飛び出して全体に汚染している。
ダナーの防水タイプのスニーカーがあった。税込9900円。3万円平均のダナーでは格安。しかも、今回は2日連続の豪雨で靴がびしゃびしゃになったため、防水に惹かれた。サイズもドンピシャ。迷わず購入。
履いてきた靴はお店で処分してと店員のお姉さんにお願いした。お姉さん、快諾して下さったが、オッサンの汗に群れた靴の臭さ。さぞ不快だったろう。
ビブラム貼りを踏みしめながら魚町銀天街へ。足元が引き締まると、力が漲る。そして、腹も減る。カツカレー気分だったが<焼肉ライク>店頭の「豚しょうが焼き」ポスターにKO。マヨ付きという文言にタオル投入。しかも、時間はまだ12時台なのに店内ガラガラっぽい。
着座して個室パネルで豚しょうが焼選択。すると、網を撤去され、たっぷりの豚肉と生姜が入ったジャストサイズ鍋が眼前に。最大火力でグツグツと煮焼はじめた。大盛ライス、スープ、キムチ、生キャベツを拝受。マヨもボトルなのがこ心強すぎる。わかってらっしゃる。
しょうが焼に火が通った。まずはそのまま…。パンチ溢れる濃さ。すかさず白飯で追いかける。目を細める。次はマヨを絡めて。口角が上がる。
にんにく、キムチなども駆使し、卓上の豊富なタレ軍団で味変を楽しむ。ハッピーアワーのライスお代わり。生卵にも絡めて。最後はふりかけ、生卵でフィニッシュ。至福である。
体中から力が漲ってきた。燃えてきた。しかし、全身が熱いというより、足首から下が熱い、というより暑い。
どうやら防水靴なので、水も通さないが空気も通さない様子。雨水による蒸れの悪臭からは解放されそうだが、自身の体液(汗)による蒸れの悪臭はますます強まりそうである。
若松で焼肉。牛タン。
若松で焼肉。ホルモン。
若松で焼肉。レバー。
若松で焼肉。ウィンナー。
さようなら、こんにちは。
小倉で独り焼肉。
機能美の極北。
セット。
豚生姜焼。