12月26日。令和4年における私の出張納め日である。行先は当然に北九州。令和4年も濃厚濃密に北九州と御縁を賜ることができた。
そのオーラスが政令市・北九州の中心であり、市全体の活性化を牽引する小倉魚町商店街。終了後、K理事長たち4人でプチ忘年会のため夜の帳へ。
向かった先は魚町サンロード商店街2階の焼鳥屋。満席で入れない。前回も入れなかった。分かりにくい場所なのに、よっぽど旨いのだろう。すると会議所F津部長がどこかに電話。
コレット方面へ。<肉八>という店へ初ダイブ。注文はF津部長にお任せするも、1000円セットがあった。ドリンク1杯、本日の小鉢に加え9種類の肉料理から一皿選べる。私は骨付きカルビ。全員バラバラで注文。
お客がひっきりなしにご来店。マスターもバイト嬢も忙しそうだ。
小鉢が4種類運ばれてきた。胡瓜、ポテサラ、枝豆、ポテトフライ…。小鉢なのか別メニューか分からないが、なかなかの量である。
豚バラが出てきた。思わず目を剥いた。これ、4人前じゃないか。1000円セットだから小さなのが2切れ程度と思い込んでいた。そして、絶品に旨い。人気も納得だ。
チキン南蛮もセットの一品。普通の1人前より多い。タルタルもたっぷりふんだんで嬉しい。
F津部長がごま鯖を頼んだ。半身ぐらい入っているのではないか。鮮度よく、刻み葱と刻み海苔をたっぷり絡めて山葵で。生からハイボールを挟み、芋焼酎の湯割に。じんわりと暖まる。もしかしたら、凄まじいほどの名店でなかろうか。
私の頼んだカルビが降臨。圧倒的ボリューム。骨付きは骨の周りが旨い。手と口をべとつかせながら大満足。湯割のピッチが上がる。
さすがに暑くなってきた。冷えた黒の瓶ビール追加。サウナのトトノエのような爽快感がある。
まだ食べられる。加工肉を愛してやまない私はベーコンとハムカツ。安定の旨さだった。
クリームチーズキムチを頼んでみた。すると奥からマスターが飛んできた。
マスター「クリームチーズキムチ、ホントに頼むんですが?ホンットに不味いですよ」
アヅマ「…エッ…でも、本日のおススメって書いてますけど…」
マスター「それならタコキムチはいかがですか?ニンニクが効いておいしいですよ!」
アヅマ「じゃぁ…それで…」
マスター「ア〜りがとうございます!」
アヅマ「……?」
マスターはゴキゲンな様子で厨房へ。キムチ、確かに旨かった。おかわりしたいほどだった。余計にクリームチーズキムチがどれだけ不味いのか逆に気になってしまうほどに。〔次夜後編〕