2023年02月04日

第3100夜:きままに福福【田辺(和歌山)】(後編)

 かぶりつく…。単なる豚肉ではない。フワフワとした旨みと濃厚なコクが加わっている。

 旨い。しかし、私はフォアグラのような肝臓ではあるが、フォアグラそのものをほとんど食べたことがないのでせっかくの味が分からない。豚に真珠、猫に小判、アヅマにフォアグラである。

 深夜1時に近づいてきた。両隣は塩ラーメンを注文。私は塩よりも圧倒的な醤油派。しかし、さすがに喰い過ぎて麺が入らないかもしれない。しかし、醤油スープは飲みたい。ハイボールのツマミにチャーシューは齧りたい。

 醤油ラーメンのラーメン抜きを注文。一瞬戸惑った顔をされたが、笑みを浮かべられた。初めてお会いしたが、たっぷり20時から1時間話し手(若社長)と聴き手(アヅマ)の関係ゆえ許される(だろう)無法。

 私は過去、田辺で明け方3時か4時まで開いている<一吉>へ行けば、カツカレーうどんのうどん抜きを注文する。それも夜中1時頃。オトコの本能が「ヌキ」が頼ませるのか。

 ブツ降臨。透き通った醤油スープにチャーシューが沈んでいる。ネギが鮮やか。啜る…。五臓六腑と毛細血管に沁み込む。日中の蒸し暑さから夜は肌寒くなり秋の気配濃厚な深夜1時。

 若社長は福福を5年ほど前にオープンした後、田辺市域に紀南初の横浜家系ラーメン店を開業。市役所の移転を見越して唐揚げ専門店もオープンさせた。

 創業の店「福福」では醤油と塩の2種類ラーメン。ここに家系が加われば……。

 私が愛してやまないご当地ラーメン御三家が喜多方、佐野、横浜家系。宮古、旭川、酒田、北九州あたりが続く。田辺に来たら<きまま>で馬喰鯨飲し、<福福>で絶品中華をツマミにハイボールを鯨飲し、横浜家系で締める…。全身フォアグラ化間違いなしである。

 翌朝。自宅より遥かに眠りが深い。6時半起床。ユニットバスで酒を抜き、1階で無料朝食バイキング。ここの朝食は温かく心こもっている。エサ感皆無である。

 8時15分に会議所N本氏がお向かえに。30分で白浜空港。時間に余裕があれば、昨晩話し手を務められた女性氏が創業した駅前商店街のパン屋さんに飛び込みたかった。次回の楽しみに。

 空港へ向かう途中、草むらに話題の統一な協会の巨大ビルが屹立していた。今まで気づかなかった。新たな観光名所なのかもしれない。

 飛行機は1年半以上ぶり、J●Lは2年半以上ぶり。登場手続や各種検査のやり方を忘れていた。コロナ前は毎月どころか毎週のように飛行機を利用していたのに。 

 9時20分テイクオフ。1時間ちょっとで羽田着予定。1年半ぶりの飛行機、よく揺れた。この揺れが懐かしい。ゆりかごのような気分になり、テイクオフ直後から爆睡。着陸した衝撃で眼が覚めた。

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フォアグラ入り。

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麺ヌキ。

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気づけば手前の御両人とは古い付き合いに。

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定宿から。

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喰い過ぎ。

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コロナ禍以降、初JAL。

posted by machi at 11:10| Comment(0) | 和歌山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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