枝光本町商店街では商店街以外の地元企業、信用金庫、そしてアウトレットモール(イ●ン)の若手社員も集まり。月1回ペースで枝光本町商店街のみならず枝光エリア全体の発展、共存共栄を検討してきた。
@超大型ショッピングモール(西日本最大)と商店街との連携強化(共存共栄)
A子育て世代家族の集客対策強化
B新規出店受入対策推進(空き店舗対策)
上記3点の方向性を選択し、88の具体策を抽出。それを絞り込み整理して活性化プランを策定し、次年度の実践に結ぶ付けようという矢先の10月1日、枝光本町商店街を大火が襲った。
火災を知ったのが、私が門司港から神戸に戻る途中。引き返したいが、発災当日は消火活動と安否確認だけなので何もできない。ネットや枝光の知人から情報を収集するも錯綜気味。
火災から3日後の朝、枝光本町商店街へ。火災現場に入らせて頂く。2階の倉庫使用していたと思しき空き店舗から出火。放火や失火でなく、漏電が原因という。
建物の構造、材質、密集具合、アーケードなどを勘案しても、よくこの程度の被害で済んだと別の意味で驚いた。風向き他、1つでも狂ったらエリア一帯全焼でも不思議でなかった。そして、けが人なしという奇跡。
現場では商店街の皆さまと復旧ボランティアが一体となってガレキ等撤去など復旧作業に邁進。被災していないお店も一生懸命サポ―トしている。
そして、何よりも北Q州市役所商サ課の対応スピードの速さに驚嘆させられた。2度の旦過市場火災の経験が活かされているのか。自助・共助・公助のスピードとバランスに魂が震えた。
老朽建物は火元のないところからも漏電等で出火し、大火災になってしまう。少なくとも建物所有者の責任は免れない。火災保険に入れない建物での営業も危険と言わざるおえない。
2022年度になり、北九州の台所・旦過市場は4月と8月、2度も市場外飲食店からのもらい火だが、大火に襲われた。2度目は失火だが1度目は漏電の可能性も捨てきれず、出火原因は特定できなかった。
2012年1月の若松商店街内あやどり市場全焼火事も、出火原因不明だが漏電と考えられる。余談だが、何故か私の担当市場商店街ばかり火事になる。
老朽物件にお住まい、または商売されている方は絶対に点検することをオススメいたします。
発災当日のネットニュース(2022年10月1日)。

発災から3日後の枝光本町商店街(10月4日)。

火災現場@。

火災現場A

火災現場B

火元(2階)からの光景。

天上も崩壊。

火元にて。

着々と進む搬出作業。