本来、この日の夜は会津若松(福島県)に泊っているはずだが、諸事情で予定変更。よって多治見に1日早く前乗り。連泊である。
風雲児・O口氏率いるたじみDMOグループ、超多忙らしく、呑み会が21時に繰り下げ。
私は18時過ぎに多治見駅前定宿チェックイン。シャワー浴び、1階で氷をカップにたっぷり入れて部屋に持参。スーツケースの奥に眠って生暖かくなっていた缶ハイボールを注ぐ。氷ギチギチゆえ、すぐチンチンに冷える。
スーツケースに、一昨日浦和で『キングダムU』を見た際に試供品として配られた一口サイズのバームクーヘンがスーツケースに入ったままだったことを思い出す。冷たいハイボールが毛細血管にまで染み込む。優しくも濃厚なバームの甘みが凝った体を弛緩させる。
一昨日大宮で買い込んでしまった『金田一少年の事件簿』文庫本を読みつつ、日本全国関係各所から随時送られてくるメッセージ等に目を通す。金田一、1人目の被害者が出たあたりで、風雲児ご一行がホテルまでお迎えに。時間は気づけば21時前だった。
風雲児たちはホテルから1分ぐらいの、思いっきり中華そばの赤暖簾が掛かった店のドアを開けた。ラーメン?呑み屋じゃなくていいの?
入ったお店は<コテっぱん>。オーナー氏とは1か月ほど前、駅前の居酒屋で酒席を共にした。ラーメン屋というより、鉄板系居酒屋。しかし、ラーメン系もかなり充実している。
私は1杯目からハイボール。3人で呑み始め、5人に膨れる。
山盛りメンマ、山盛りポテトフライ、串カツ、赤ウィンナー…。呑んだくれの心をわしづかみにするラインナップ。SPAM玉子焼はハズレなき鉄板。ゴーヤチャンプルも疲労回復に好適。
呑めば飲むほど、喰えば喰うほど食欲が増してくる。夏バテだったことを忘れてしまう。
白眉は、チーズの鉄板焼き(正式名称は失念)。カリカリでなくしっとりだが、抜群の風味と味付け。濃厚なのに上品。無限に酒が進む。このメニューをお替りしてしまうほどに。
ハイボールを数杯呑み、ラストオーダーの時間。〆の1杯(ラーメン)を何にするか。
唯一のアラフィフが私で、後は全員アラフォー。シェアなどしない。一人1杯(ラーメン)。夏バテはどこへやら、数種類の麺類からどれを選ぶかに全神経をすり減らす。
私は何といっても醤油が一番好き。ゆえに塩、味噌は選外に。栃木の仕事をするようになり感じたことだが、塩ラーメンのファンが相当数以上に各地に根強く存在することに驚いている。
中華そばと迷ったのが、広島汁なし担担麺。他は700円なのに、最も値が張りそうな汁なし担担麺は500円。ビジュアルも明らかに魔性の惹き。
迷いに迷った。呑んだ後の「汁」は、なしでなく「あり」。「昔ながらの中華そば」を召還する。
ブツ公園。レンゲの持ち手に「たじみ」とあり、店主の多治見愛が伝わってくる。
胡椒パラり、まずはスープ…。キリリとしたハード系。和のテイストも。鶏ガラ全開でもない。あっさりだが、重層的。〆に好適な1杯。
レンゲの中央には、多治見のマスコットキャラ「うながっぱ」がプリント。このレンゲ、どこに売っているのか。欲しくてたまらない。
チャーシューも大きい。私好みの肩ロースが嬉しい。気づけば汁1滴残っていない。
大満足で店を出る。皆さまとお別れし、ホテルへチョッキ。タフな1日を乗り切った。
我が夏バテ、1分の隙もない完全復活。翌日の、我がほぼ毎週多治見シリーズ全5回のファイナルに向けて、フルチャージ完了。2日間の鯨飲鬼喰で、夏バテ完全解消である。

定宿で0次会。

思いっきりラーメン屋な外観。

大好き。

大好き。

大好き。

大好き。

割と好き。

迷わせる。

飲みシメ無双系。

このレンゲ、欲しい。