2022年10月23日

第3034夜:ふわとろTKG【小倉(北九州)】

 TKG。言わずと知れた「卵かけ飯」である。その接頭語に「ふわとろ」が足されたら。

 金曜の朝。北九州の台所・旦過市場にて晩酌の肴に唐揚や白身フライ、鉄火巻を購入後、信号を渡って魚町銀天街<餃子のたっちゃん>へ。この日は肉豆腐の定食が無性に食べたかった。

 ふと、新メニューを発見してしまった。1日限定30食「ふわとろTKG付たっちゃんランチ餃子定食」。小鉢もついている。餃子1人前から3人前までが同一料金。

 卓上の肉味噌、醤油、酢、ラー油以外に4つの味変ダレが新機軸。ニラ醤油、柚子胡椒オリーブオイル、なめたけレモン、麻辣つけだれ。

 そして、メレンゲ風な白身と太陽のごとき力強い黄身。TKG用である。AKB含めどんな3文字アルファベットよりもセクシーで魅力的である。

 当然に注文。もちろん3人前。水を飲みながらぼんやりネットニュースを眺めていると、ブツ降臨。力強い。眩しい。

 まずは卓上の醤油とラー油で。私は酢の物は好きなのに、餃子タレに何故かあまり酢は使わない。私にとっては安定の味。続いて肉味噌をオン。これぞ、たっちゃん世界である。

 いよいよ未知なる味変タレの領域へ。まずはニラ醤油。幾分甘めだが、これは推奨されている通り、TKGにさらに力を発揮するのだろう。麻辣つけだれはキリリとした辛さ。ライスが進む。

 なめたけレモンは禅問答の味。私のしょぼいセンスではこのタレの良さが染み込まない。柚子胡椒オリーブオイルは美味いけど、好みが分かれるかもしれない。

 3人前の餃子を様々なタレで飽きることなく楽しめる。地平が開けた。空が薙いだ。

 ライス、味噌汁、高菜、生卵が食べ放題。以前は明太子も食べ放題だったが、値上げラッシュの昨今、やむおえぬ苦渋なのだろう。十分すぎるほど理解できる。激しく方針を支持する。

 ライスをお代わりし、いよいよ餃子3人前と伍する2枚看板「ふわとろTKG」。私、このテのタイプは初めて。初恋のようなトキメキが止まらない。

 ライスに乗せるのが難しい。黄身がすごい勢いで落下してお椀のフチにぶつかり、そのままテーブルへ落花するかと思いきや、そのまま踏みとどまっている。割れてもいない。

 なんと強い黄身なのか。メニューを観たら「黄身の旨味が強い蘭王使用」とあった。

 ニラ醤油をぶっかけ、黄身を崩す。メレンゲな白身、黄身、ニラの緑、醤油の黒がまじりあう情熱の絵画。官能が走り抜けた。濃厚なのに繊細。上品なのに淫靡。これには驚かされた。

 同時に、普段食べなれている普通のTKGがいかに完成度が高いのかも思い知らされた。

 次回こそ肉豆腐と餃子のセットか、肉汁餃子定食か、ふわとろTKGを極めるか…。他にも魚町周辺は旨し昼メシ処が目白押し。

 私の中で、いまだ小倉のHMC(昼めしセンター)は固定できぬ。実力伯仲、群雄割拠ゆえに。

221023小倉I.jpg
新機軸。

221023小倉J.jpg
ふわとろTKG。
posted by machi at 07:13| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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