旦過市場店主の御子息女など十数人が商工貿易会館前の屋外スペースで元気いっぱいにペインティング。北九州出身の画家兼詩人の先生が指導。最初はあまりにも現代アートで私のボンクラ頭では意味不明だが、先生の手直しで素晴らしい作品にブラッシュアップ。
出来上がった絵画だけでなく、火災前から旦過をシャッターに収め続けてきた写真家先生の作品(店主の笑顔)なども掲示。その掲示を担ったのが市内の九州工業大学の学生たちである。
土曜の朝からペインティング開始。私は前夜、というより開始の5時間前まで門司駅まで鯨飲し、会場に近いホテル戻りは深夜3時半ごろ。爪先までアルコールが回っている状態だった。
私は何も手伝わず、手伝えず、フラフラと関係者を捕まえては談笑する全く役に立てないどころか足を引っ張るだけのダメっぷり。旦過のための休日返上で商業者に寄り添いながら粉骨する北Q州市河川整備室の漢たちに頭下がりっぱなし。凄すぎである。
この日は天気も爽やかで気持ちの良い一日。心洗われるステキな催しだった。私は二日酔いで役立たずのヨゴレなので、仮囲いへのペイントや店主写真掲示のお手伝いをする前にお暇し、旦過市場で両手で持ち切らんほどお買い物。
手伝わなかった分、この日もたっぷり5店舗。<くろせ>で焼鳥、手羽唐、唐揚、鱈フライ。<宇佐美>で鯖糠味噌炊き、煮玉子、床付3種、<今井商店>でコロッケとエビフライとポテトサラダ。<中村商店>で生胡瓜。最後は<九州まぐろ>で本マグロ中落と鉄火巻。
火事から約40日。以前の土曜より通行量増加な雰囲気。帰りの新幹線は6月末で滅失するポイントを使ってグリーン車という贅沢。
それからちょうど一週間後の土曜日。再び帰神前に旦過市場でお買い物。最近、毎週旦過で5000円分ぐらい晩酌の肴を購入。メインディッシュは寿司と唐揚と穴子の蒲焼。
この日も旦過で買物してたら「顔赤いですね。もう吞んでるの?」と聞かれたほどの二日酔い。何しに北九州へ毎週足を運んでいるのか自分でも分からなくなる。へロヘロなので、小倉駅新幹線改札内の我が秘密基地(VIPルーム)を独り占め。
自宅に戻り、風呂に入って酒をヌキ、旦過晩酌タイム。
<中村商店>の太く大きく新鮮な胡瓜6本100円。塩、味の素、胡麻油で和えるだけで絶品。<浜田水産>の穴子蒲焼、無間に酒が進む。
普段は九州まぐろの鉄火巻だが、この日は<たんが官兵衛>のしらす軍艦とバッテラ。ほっぺた落とし。2パックで1300円。こんな安くで絶品が楽しめる旦過家呑みの至福である。
<くろせ>のタラの芽の天麩羅はオーブンでカリカリに。塩、味の素、一味という揚物用の必殺スパイスを調合。〆はカップうどんに<中村商店>の長葱を刻み、<くろせ>の烏賊天麩羅を豪快に載せる。もうタマラナイ。
食べきれぬぐらいの量で余った穴子蒲焼、<くろせ>の唐揚&手羽唐は翌日夜の旦過晩酌のお楽しみである。









