数年前から会津地方と御縁を頂き、平均して月1回ペースで足を運んでいる。最初の2年間は会津柳津町、以降は会津若松市である。
柳津も温泉郷である。宿泊は毎回「清流の宿かわち」。シゴトというよりたっぷりと旅行気分を満喫させて頂いた。絶品の食事や露天風呂、川霧煙る部屋からの幻想的な風景、そして真心溢れるおもてなしは今でも忘れることができない。
会津若松では駅前か街なかのビジネスホテルを利用。東山温泉には市役所U月チームの面々に昼メシ(ソースカツ丼の名店)に連れて行って頂いた。ラーメンとソースカツ丼のセットに付いてきた小鉢が馬刺。驚愕したことを覚えている。しかし、東山温泉で宿泊したことはなかった。
福島県は第6波によるまん防が一足早く解除されていたが、最後まで発令されていた都道府県の一つ・栃木県においてもまん防が明けたその4日後の朝。宇都宮市内でコロナ前から3年間に及んだ「とちぎまるごと創業プロデュース事業」の成果報告会が開催された。
私は対象4市の中で鹿沼、小山、日光を担当。3分の2がコロナ禍でやり尽くした感で溢れているとは正直言い難いが、一定の達成感も。本業でないコトによく3年も継続できたという気がせぬでもない。
3年に及ぶオペレーションが午前中に終了。そして、2021年度ラストミッションでもあった。神戸に戻れば2週間ほど急ぎ案件もなくダラダラ自宅で引き籠るだけ。お世話になった皆さまと打ち上げしたくとも、年度末の平日の正午過ぎからお付き合い頂けるわけもない。
心に残尿感を宿していたら、この3年間で凄まじくお世話になり、最早盟友でもあるO山商工会議所S氏が温泉旅行を企画して下さった。
氏が選定した旅行先は、会津若松の東山温泉<御宿東鳳>。氏が2か月前に会津若松の神明通り商店街を若手を引き連れて視察された際に利用されたお宿である。お風呂、そしてビュッフェの充実を絶賛されていた。ただし、氏と私の2人だけでなく、6名集まればベストという。
早速氏と私で手分けして声がけする。年度末、そして翌日は土曜とはいえ平日。正直誰も乗ってこないと半分諦めていた。ところがフタを開けてみればきっちり6人集まった。
商工会議所(O山・K沼)の課長2名に、本事業に関わった有望極まりないアラサーの若手3人名。そしてヨゴレまちづくり屋の私。
組織も立場も年齢も異なるアラフィフ3名+アラサー3名の野郎6人の打ち上げ隊が結成された。自由業の私以外、全員が組織的半休を取った。O山のS氏などは全休だった。
宇都宮をバラバラに出て各自所用を済ませ、鹿沼で集合。1台の車で会津若松へ向かう。高速は使わずに下道で。通称「水越ルート」である。〔次夜その2〕

いざ、会津へ。