cafeでなく「喫茶店」としての矜持も溢れている。各種新聞を備え付け、喫煙スペースや電話スペースを有しているあたり、まさに令和時代の「ハイブリッドな喫茶店」といえる。
コメダのフードはシノワロールが看板。あんかけスパ、エビフライサンド、小倉サンドなど、いかにも名古屋的な香りの充満ぶりも好ましく頼もしい。ただ、せっかくだから北九州限定メニューはないものか。
座席に陣取る。ホテルの無料朝食カレーをたっぷり腹に入れた後。空腹感はゼロ。珈琲を注文したら、11時までモーニングのサービスだった。断っても良いのだが、貧乏性でヨゴレの私にその選択肢はない。
3種類のメニュー。定番というゆで卵&トースト、手作り玉子ペースト&トースト、名古屋名物小倉あん&トースト。私は喫茶店モーニングでは絶対にゆで卵は欠かせない。よって普段なら間違いなく定番だが、小倉あんが気になった。
ここは「小倉(こくら)」である。名古屋名物の「小倉(おぐら)あん&トースト」だが、「小倉」つながり。まさに北九州、それも小倉限定なシチュエーションと言える。
私は毎週北九州に通っているので「小倉」を「こくら」と読んでしまうが、キタキュウに御縁を頂く十数年前まで「おぐら」と発音していたはずである。
コンセント2ヶも頼もしい。PCとスマホをそれぞれ充電してPCしていると、ブツ降臨。トーストの分厚さが心強い。
まずは一口。バターが芳醇。パンはカリフワ。2口目から小倉あんをたっぷりと載せてかぶりつく。ジャンクな甘さと旨さ。まさに名古屋メシ。苦くてたっぷりの香り豊かな熱いコーヒーが甘ったるくなった舌を焼く。モーニングというより、早めのランチとなった。

コメダ人気は不動。
★制覇を終えて
これで、一応VIEERAで「昼メシ」全店制覇を達成した。しかし、何故か達成感も高揚感もない。この時点でまだオープンしていない区画がある。更なる期待を抱かせる。または、コロナ禍で出店者が見込めず空き店舗状態なのか。
これからの我がVIEERAヘビー利用は「フジヤマ55」「パンチョ」「コメダ」の三國志に集約されるだろう。VIEERAの次は、小倉駅1階の三十歩横丁昼メシ全店制覇が次の目標である。その前に、魚町アーケード街にてラーメン全店制覇だ。〔終〕

3区画分が「ブランク」。