2021年07月22日

第2731夜:昼メシは「ずらす」と面白い・延長戦【神戸(兵庫)】(その1)

●3月某日 13時 ハーバーランド駅<ちゃっぷまん>

 湊川公園で下車。新開地方面へ。地下に潜ってブラブラとメトロ神戸をハーバーランド方面へ。

 途中、ケチャップが過熱される狂おしいまでに魔力的な香りが鼻孔に殴りこんできた。スパゲティ専門店。ナポリタン、ミートなど様々なメニューがミニサイズから特盛まで。しかも特盛無料。オニオンスープや味噌汁がセルフで呑み放題である。

 スパゲティは当然好物だが、オシャレな店には足が向かぬ。がっつりオトコのためのパワフルな大盛系限定である。名古屋派とでも言おうか。

 券売機で「オムスパ」を選択。ナポリタンにふわふわトロトロ卵がトッピング。凄まじい惹きの強さである。水を飲みつつ店内に充満する香りに蕩けていると、ブツ降臨。まるで小山である。

 ワシワシ食べ進める。旨い。たまらない。粉チーズたっぷりである。後半はさすがに単調になるのでタバスコをドボドボ。一気呵成である。紙エプロンは殺人事件ばりの大惨事。

 特盛の上にもレベルがあった。摩耶山、六甲山、富士山、そしてチョモランマ。チョモランマは2sもあるそうな。このテの山に例える店はわりと見かける。摩耶山、六甲山といったあたりがいかにも神戸である。

210722神戸地下鉄ランチ@ちゃっぷまん.jpg

●3月某日 13時 三宮駅<七兵衛>

 高架下と生田ロードが交わるあたりの、カウンターのみ10席ほどのカツ丼屋。カツカレーなども旨そうだが、初ダイブゆえ定番のカツ丼に。

 店頭の券売機で少し迷う。カツはダブルかシングルか。初めてなのでシングルに。ご飯はノーマルか大盛か特盛か。初めてなのでノーマルで。

 迷ったのは、分厚さ。普通か厚切りか。厚みで260円の違いがある。「数量限定」という響きに私は弱い。「厚切り」も心震わせるワード。「厚切りカツ丼」950円で決意する。

 卓上は一味と山椒のみ。私にとって神戸かつ丼といえば「吉兵衛」。北九州小倉旦過市場<黒兵衛>はとりカツ丼。オーナーが吉兵衛にインスパイアされたという(直接聞いた)。

 横浜家系ラーメンは「〜家」だが、神戸系かつ丼は「〜兵衛」なのか。そんなどうでもいいことを考えていたら、着丼。

 1枚で充分だった。ダブル並みのサイズ。玉子はフワトロでたっぷり。刻みネギなく、沢庵が添えられている。

 スプーンが添えられていた。店内で夢中で喰っているオヤジたちは全員スプーンを使っている。

 私はチャーハン、カレーのような平皿系は当然スプーンだが、丼のような厚みがあると箸一択。何故なら「お箸の国の人だから」(昔の何かのCM風に)。

 まずはカツを一切れ。確かに、分厚い。断面はほんのりピンク色。超絶の揚げテクである。

 齧りつく。……。甘い。柔らかい。噛みしめると脂と肉の甘みが蕩ける。カツ丼どころか普通のトンカツでもこんな極上をあまり口にできない。ご飯はあまり多くない。カツ&玉子とご飯の割合が1:1な雰囲気だ。

 グイグイ食べ進める。シアワセである。しかし、ラスト3分の1で量というより、脂の甘さが効いてきた。普段はもっとパサパサで慣れているからだ。

 2枚の沢庵が極めて貴重な存在に。できれば甘くない沢庵か胡瓜の古漬あたりで舌を引き締めたいところ。ご飯が足りなく感じる。量ではなく、ご飯で中和したくなる。

 完食。旨すぎて呆然とした。緊急事態宣言が無ければ、地下鉄定期ランチを決行していなければ、この店の存在を知らぬままにカツ丼が食べられなくなる老いを迎えていたかもしれない。

 次回は厚切りでないカツダブルにしようか。いや、厚切りのカツカレーも頭から離れない。〔次夜その2〕

210722神戸地下鉄ランチ@七兵衛.jpg
posted by machi at 10:11| Comment(0) | 兵庫県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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