2020年08月14日

第2502夜:戸倉上山田温泉【千曲(長野)】

 千曲川。信州長野を雄大に流れる日本屈指の名川である。このシンボル的河川が2019年秋に東日本を席巻した台風19号で溢れだし、流域に甚大な被害を与えてしまった。

 台風襲来から約4か月後。岡山駅を朝8時頃発ち新幹線で名古屋へ。特急に乗り換えて約3時間で篠ノ井。さらにしなの鉄道に乗り換えて戸倉へ。

 戸倉は千曲市内に位置する温泉郷である。戸倉上山田商工会にT前氏の案内で車窓からだが町中をご案内頂く。千曲川反乱の傷跡も残っている。宿泊キャンセルも相次いだそうだが、若手商業者だけでなく町が一体となって様々な活動を展開されている。

 温泉街は実にワビサビがあり趣深い。昭和50年頃までは戸倉上山田温泉郷は色町だったらしく、その名残も感じられる。

 神戸新長田を2010年4月に離れ、ヨゴレまちづくり屋として日本全国を放浪してきたが、長野県内は初ミッションだった。

 ちなみにたった一日のミッションも無き都道府県は群馬・山梨・神奈川・石川・福井・島根・鳥取・山口・徳島・宮崎・鹿児島。10以上もあったのか(2020年3月現在)。

 めったにないデーゲームとなった初の長野県内(千曲市戸倉上山田)ミッション終了。せっかくなので温泉に浸かりたい。T根川社長のご厚意で社長が経営する銭湯「万葉超音波温泉」へ。

 最高の泉質である。観光客風は誰も見かけず、地元人で大賑わい。平日の夕方になぜ若い者が何人もいるのか分からんが、中年オヤジの私も人のことは言えない。

 蕩けるような極上の湯。長旅の疲れも霧消。いつまでも入っていられる名湯である。わずかの時間だが温泉街のシアワセを満喫。この銭湯はキッズルームもあり、露天風呂も充実。毎週のように様々なイベントを仕掛けている。

 体が芯からポカポカのまま、タクシーで上田駅へ。電車を待つ間、改札横の売店をチェック。「杏」を押しているらしく、様々な商品がスィーツを中心に開発されている。

 さすがに冷えてきたので待合室へ。その中の喫茶店の生ビール表示に心震える。ドアにオススメボードが。杏のケーキや玉子サンドあたりは分かるが、さばの唐揚も同じように表記されているとすごい迫力がある。たじろいでいると、30分の1本の電車が入線してきた。

 乗換の上田駅周辺で名物料理と地酒、ご当地ラーメンを満喫し、長野新幹線(はくたか)初乗車。ポケットウィスキーをヤリながら『まんが道』を読みふける。

 朝7時半に岡山を発ち、午後の長野県千曲市ミッション終了後に市内の戸倉上山田の天然温泉銭湯を満喫し、真田丸の舞台・長野県上田市で地元名物に地酒とラーメンを堪能し、栃木県小山市で宿泊。オンとオフの境目が滅失した。

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駅前。

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温泉郷へ。

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味わい深い街なみ。

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シュールなオススメボード。
posted by machi at 10:56| Comment(0) | 長野県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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