2020年06月16日

第2467夜:からあげ定食の流儀【春日部(埼玉)】

 唐揚。年間何ヶ口に入れ楽しんでいるかどうか数え切れぬほど王道中の王道料理である。鶏肉が絶対にダメという御仁以外、全世界の心をつかんでいるはずである。

 私も愛してやまぬ唐揚だが、昼はめったに口にしない。せいぜい何かの定食の脇役としての付いてくるブツを口に運ぶ程度。テンションもあまり上がらない。

 何故なら私にとって、唐揚は「夜」の「酒」の友だから。ライスと一緒に口にすることなど年に1度もないだろう。駅弁で唐揚系を捕獲する程度か。店内ではほとんど記憶がない。

 ある正月があけてお屠蘇気分もすっかり抜けきった午後。4日ぶりに春日部駅東口へ。ミッション待ち合わせ時間まで50分。普段なら迷わずラーメンである。それもめったにない、ほとんどのラーメン屋が昼休憩に入ってしまう15時前。チャンスである。

 ところがネットで検索すると、あまり東口駅前にラーメン屋がない。離れているか、埼玉県内ではどんな駅前にもありそうなH高屋などチェーンばかり。西口は遠回りせねばならず面倒だ。

 駅前に<KFC>が。それこそ日本中にあるが、珈琲呑みながら何か腹に入れるか。

 トボトボ向かっていると<からあげ日本一>と書かれた看板が。この店の前は何度も通っているが気に留めなかった。理由は上記の通り。昼は選択外、夜はすでに閉まっているからである。 KFCも好きだが、せっかくなら「日本一」の唐揚とやらを口にしよう。

 店内へ飛び込む。外からは気づかなかったが、かなり奥行きがあり席数もある。店頭ではテイクアウト商品が並べられている。

 メニューを観る。……。唐揚一択だった。味付けやトッピングの違いはあれど、唐揚のみ。焼鳥もあるようだが、明らかに唐揚押しである。

 タルタルソース掛けに心惹かれたが‘定番’と唄われている「からあげ定食」に。税込781円。内税表示に誠実を感じさせる。

 卓上調味料は七味、ソース、ドレッシング、そして食べ放題の漬物。塩も醤油もない。果たしてライスに合うのだろうか。

 この世に生まれて45年6カ月。もしかすると5回目ぐらいの「からあげ定食」。前回を全く覚えていない。初めてということはなかろうが、妙なドキドキ感がある。私の中で唐揚とライスはあまり合わない気がしているからである。貴重な一食を絶望してしまう恐れに震える。

 武者震いを抑えるべくトイレで小用を足して戻ってきたら、カウンターにいきなり置かれていた。思わず度肝抜かれる。これもあまりないシチュエーションだ。

 唐揚は4ヶ。でかい。キャベツもライスも量多め。まずは味噌汁。……。とろろ昆布が入っていた。これがツルリと滑り込みすさまじい熱さ。
唐揚にかぶりつく。……。日本一かと問われれば味は人の好みでそれぞれとしか答えようのない味。しかし何もつけずともかけずとも十分に旨い。

 2ヶ目はマヨネーズ。マヨネーズを絡めるとグッとご飯との相性が華やかに。漬物を齧りながら口内をさっぱりさせ、3ヶ目、4ヶ目と手綱を緩めない。

 店内では割と若い主婦が一人で満喫していたり、学生グループが青春いっぱいに満喫していたり。春日部の昼間は平和である。

 割と満足して店を出る。待ち合わせ時間までまだ30分ある。‘からあげ日本一’から2、3軒隣の<KFC>へ珈琲&PCのために。チキンフィレサンドを習慣でうっかり頼みそうになった。

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posted by machi at 07:09| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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