2020年05月26日

第2453夜:道場入門【新千歳空港(北海道)】(その2)

■梅光軒:醤油チャーシュー麺

 北海道3大ラーメン(イマイチ怪しい定義だが)といえば、札幌味噌、函館塩、そして旭川醤油である。道場へ旭川を代表して出場しているのは<梅光軒>。蜂屋をはじめ激戦犇めく旭川ブロックを勝ち抜いた実力者である。

 函館塩は未踏かつ未啜ゆえよく分からぬが、20年前は札幌味噌よりも旭川醤油の方を断然支持していた。特に札幌狸小路地下の大型書店に隣接していた旭川ラーメン店によく通った。豚骨醤油だっただろうか。神戸人の私にとって一番浸透圧が合う味だった。

 ある日の午前。久々に旭川ラーメンを攻めることに。バブリーに醤油チャーシュー麺召還。メニュー写真よりも現物はチャーシュー大きいような気がする点も力強い。

 まずはスープ。……。あれ?旭川系ってこんなにあっさりしてたっけか?確かに旭川の味なのだが、これまで対峙してきたタフな猛者とは色合いが違う。逆にいえば、濃厚なメンツがひしめく道場内において、毎日でも食べられる癒しの常食系の地位を確立しているのかもしれない。

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2016年12月実食。

■弟子屈ラーメン:魚介しぼり醤油

 ある夏の終わり。北海道は秋の訪れを感じさせる肌寒さだが全国的には残暑厳しい午後。「魚介しぼり醤油」を召還。800円。……。ほとんど印象が残っていない。旨かったのかイマイチだったのかもボンヤリしている。それから2年後、福岡空港で再度対峙することになる。

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2017年8月実食。

■開高:十勝ホエー豚めん(白味噌)

 朝8時前に会津若松を発ち、新千歳空港着が14時半なある盛夏の日。道場は酷暑極寒時間関係なく混みあっている。

 帯広が本店というこのお店。一番人気は「十勝ホエー豚めん」という。白味噌、赤味噌が選択できる。私は白味噌に。

 メニューをぼんやり見ていると「豚丼」もかなり押している。麺と丼のハーフセットもある。しかし私はラーメン一択。ブレることなし。

 ブツ降臨。青梗菜っぽい緑の指し色が眩しい。一味ではなく胡椒をパラリし、まずはスープ。

 ……。白味噌、正解である。最近の超濃厚味噌と比較すれば多少あっさりかもしれぬが、十分に重層的。複雑な旨味が舌の上でタップダンスを踊っている。ニンニクもバッチリ過ぎるほど効いている。麺もスープに見事に絡む。

 秀逸なのが、ホエー豚肉。噛みしめると開高健先生のように「オーパ!」と叫びたくなる。旨味と甘みと香ばしさが口の中で洪水に。焼き豚とは全く異なる世界観。この肉だけで白飯をワシワシやりたくなる。さすが帯広、豚の王国である。〔次夜その3〕

200526新千歳:開高(2019年7月).jpg
2019年7月実食。
posted by machi at 07:34| Comment(0) | 北海道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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