2020年03月25日

第2404夜:お好み焼き放浪記〜広島編・1枚目〜【広島(広島)】

 日本三大お好み焼。言い換えれば、世界三大お好み焼きである。大阪風、広島風の2強に「神戸長田風」を加える(異論は挟ませぬ)。「神戸」ではなく「神戸長田」である点がポイントだ。

 3大お好み焼きの調理方法や特色などは割愛する。神戸長田焼は私がモノゴコロ着く前からのソウルフード。地ソース(バラなど)を産湯としてきた新長田っ子の私は、お好み焼きにはこだわりがある。そして、神戸長田焼は世界最強であることを疑っていない。

 令和元年現在もその思いは変わらぬが、かなり揺らいでいる。平成の終わりあたりから広島焼にハマりだしたのである。それも本場ではなく、北九州市内で。特に小倉黄金町ミッション終了後に<安芸>という店に以前よく通った。そこで開眼してしまった。

 ある師走の夕方。朝昼何も腹に入れていなかった私は、すっかりリニューアルされ垢ぬけた広島駅構内の飲食店ゾーンを攻めることに。お好み焼き屋だけでも10店舗ほどが軒を連ねている。しかし、デジャブというか、自分がどこにいるのかわからない感覚に襲われた。

 ……。理由が分かった。同じ店が同一ビル内に出店しているからである。紛らわしい。

 時間は17時前。並んでいる店とそうでない店で明暗を分けている。ラーメンにも惹かれたが、ここは広島焼。程よく混みあっているが一人なら座れる<Rちゃん>に狙いを絞った。

 メニューを見る。真っ先に「スペシャル」が視界に。これだけ文字の色も異なり、人気ナンバーワンとある。しかし値段は1450円。もっともノーマルが840円。

 スペシャルとの違いは、八戸産いかと生えびを使用しているか否か。その差、610円。神戸長田焼ならその差額分だけでお好み焼きが1枚余裕で味わえる。

 ノーマルにトッピングする具材で値段が跳ね上がっていく。ちなみにスペシャルは全メニューの中で3番目に高額。価格1位は「ロイヤルスペシャルALL IN」。3500円。よく分らぬが、凄そうである。しかし私なら3500円をランチで払うなら迷わずに鰻を攻める。

 少しの迷い、店が力強く勧める「スペシャル(1450円)」に。思うツボなのだろうが、神戸長田共和国から辿り着いた流浪のヨゴレまちづくり屋は、強大な広島焼帝国と対峙せねばならない。

 店内はサラリーマンが8割といったところ。しかし、広島弁があまり耳に入ってこない。立地特性上、地元客よりも観光客は出張族が多いのだろう。

 ブツが降臨。なかなか脱力感溢れるビジュアルである。私はモダン焼にしても広島焼にしても、そばではなくうどん派。モチモチして旨さが倍加する。しかし、そば派が圧倒的な勢力である。

 2種類の「カープソース」を駆使。いかにも広島である。一味もパラリ。箸を二つに割り、いざ喰らわんとしたとき、異変に気付いた。マヨネーズがない。広島焼にマヨは欠かせないはずだ。

 店員さんにお伝えすると、「あっ、ちょっとお待ちくださいね」。

 戻ってきたとき手にしていたものはマヨネーズだが、たっぷりチューブ式ではなく、テイクアウトのサラダとかに付いてくる小袋タイプ。たっぷりかけられない。じらしプレイもスペシャルなのか。さすが日本最強のお好み焼き帝国である。ヨソモノには厳しい。

 肝心のお味は、うどんとキャベツと卵と豚肉と生地が蒸されるように程よく焼け、甘めのソースとマヨネーズに合いました。美味しかったです。800円ぐらいだったなら大満足でした。

 神戸新長田時代、「神戸新長田新鮮トレトレにゅーす」(叶_戸ながたTMO発行)を毎月1回発行していた。不定期だったが、「新長田お好み焼き放浪記」というコーナーを担当していた。

 私が店主も含め気にいった店を取材し、食し、記事にしていたのだが、しばらくすると何故か閉店してしまう。生存率はかなり低かった。一部からは「デスノート」として恐れられていた。

 十年ぶりに、お好み焼き放浪記を復活させる。新章は広島編からスタートし、全国へ。私がこのバカブログに乱筆しても、謎の理由で閉店しないようお願い申し上げます。

200325広島焼@.jpg
広島駅構内。知らぬ間にグッと垢ぬけて。

200325広島焼A.jpg
初のお目にかかった「カープソース」。

200325広島焼B.jpg
スペシャル。
posted by machi at 11:01| Comment(0) | 広島県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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