2020年03月24日

第2402夜:終電は鬼ヶ島の彼方に【岡山(岡山)】

 日本昔話のヒーロー。某携帯の三太郎でもお馴染みで数多くのスターが屹立しているが、知名度、スター性、華やかさ、実力(たぶん)、出自の意外性など総合的に勘案すると、桃太郎が圧倒的断トツでセンターと言える(気がする)。

 桃から生まれた桃太郎は犬猿雉を従えて鬼ヶ島へ向かい、鬼どもをフルボッコするのだが、肝心な点は桃から生まれたことではない。その桃が流れている川が岡山である点が重要である。

 飛行機も新幹線も車もない時代、しかも犬猿雉を従えて歩くのだからそれほど遠出はできない。よって鬼ヶ島も岡山沖のどこかの小島であったはずである。鬼はいないかもしれないが、鬼のようにややこしく面倒くさい輩は令和時代にも生息しているはずである。

 ある師走の18時。犬猿雉不在で鬼ヶ島に単身乗り込むような岡山最大最強商店街・表町ミッション終了。岡山から新神戸まで約30分。余裕すぎる日帰り。新幹線終電まで4時間半もある。

 無事生還を祝し、表町の桃太郎侍ことY部氏と激シブの焼鳥屋<なかむら>へ。風雪を刻んだオヤジさんが一人で切り盛りされている。カウンターの上の大皿総菜が心強い。

 白菜と揚げを煮たおばんさい、ネギなどの野菜を豚肉で巻いた逸品、豚バラ串……。生でスタートし、焼酎を数杯挟んで後半は熱燗をウルトラハイピッチ。桃太郎侍、酒強しだ。

 終電までまだ余裕が。<下津井港>というラーメン居酒屋へ。ハイボール鯨飲。この店で途中の記憶が飛んでいる。Y部氏が〆の「半ラーメン」を注文したシーンから記憶が復活する。

 半ラーメン、0.1t倶楽部の私には優しさに満ち溢れている。怒涛の鬼啜。スープも飲み干した。ふと時計を見る。……。23時。終電はとっくの昔に鬼ヶ島の彼方へ消え去った。

 開き直った。PCをカバンから取り出し、ネットに繋いでホテル検索。空いていたのですかさずクリック。アナログオヤジの私はスマホでホテル検索および予約ができない。

 もう、失うものは何もない。Y部氏にもう一軒お付き合い頂くことに。

 鬼ヶ島の先に辿り着いたのは<コイン>。バーのような設えだが、思いっきり場末感溢れるスナック。カウンターの上にお菓子ではなく出前一丁やチキンラーメンが袋のママ置かれている。不思議すぎる世界観。私は、酩酊しているのか。

 ママも交えて雑談していると、深夜1時を大きく回った。Y部氏に深く感謝しタクシーに乗り込んだあたりまで覚えているが、そこから記憶が飛んでいる。

 翌朝。どこだここはと見渡すと、年間100泊以上お世話になっているT横インの自宅以上に見慣れた設え。かなり濃厚な二日酔いである。

 気合一発岡山駅へ向かい神戸の自宅にピットイン。4時間後にほぼ同じルートで広島へ向かうのだから、壮絶にバカっぽい。日帰りのつもりだったゆえ、長期出張用の準備を怠っていた。

 来た道を引き返すように新幹線乗車。車内で珈琲を買おう財布を開いたら、見知らぬレシートが。……。牛丼三大メジャーの長男<Y野家>である。あれ、最近Y野家なんて行ったかな……?

 印字時刻は深夜1時半。Y部氏と別れタクシーに乗り込んで記憶をなくした後である。

 レシートをガン見する。……。「牛丼のあたま大盛」に「牛皿」を追加。しかも「明太子」まで。慌ててスマホ画像を確認。……。ブレブレだったが、証拠写真が。

 桃太郎は鬼ヶ島で鬼をフルボッコした後、宝物を鬼から強奪。それを元手に余生を楽しくリッチに過ごしたそうな。アヅ太郎はY野家で牛丼あたま大盛&牛皿&明太子にフルボッコされ、脂肪と尿酸という名の宝物をため込んで余生を短くしたそうな。

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最近ヘビーに酒席をご一緒させて頂いている表町の桃太郎侍ことY部氏と。いつもありがとうございます。

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おばんさい。旨し。

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下津井港へ。

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半ラーメン。

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<コイン>にて。

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謎の袋ラーメン。

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謎の牛丼。アタマ(肉)大盛に明太子も。
posted by machi at 10:03| Comment(0) | 岡山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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