2020年03月07日

第2394夜:豊前vs筑前、立喰かしわうどん対決【小倉・黒崎(北九州)】

 北九州が誇る2大立ち喰いかしわうどん。私の知る限りでは、小倉駅ホームの1番ホームと7番ホームで展開する豊前の知将・北九州駅弁当様。そして黒崎駅、折尾駅、若松駅改札外で分厚い支持を集める筑前の猛将・東筑軒様。

 どちらも駅弁の調整元として名高いが、北九州が誇る立ち喰いかしわうどんの両雄としても知られている。<資さん>とはジャンルが異なっている。

 私は北九州の御縁を頂いて令和元年で9年目。幾度となく両雄のかしわうどんを啜ってきた。神戸人の私だが、すでに我がソウルフードと化している。

 ある晩秋の冷え込む夜。東筑軒の総本部がある折尾地区の焼肉店にて、筑前エリア(八幡西区)で大活躍する40代後半の同学年男性2名(私より2歳上)と談笑している際、どちらもかしわうどんが旨いかという問いを私は投げかけた。

 その日の昼は小倉駅7番ホームで「かしわうどん+月見(トッピング)」440円を熊啜。変わらぬ安定感と高すぎるクオリティ、圧倒的コスパに悶絶抱擁落涙していた。

 お二人ともそれほど迷いなく「そらぁ、東筑軒」と声を揃えた。聞き返された私は、即答できなかった。どちらも愛してやまないからだ。

 お二人は本拠地は東筑軒王国・筑前。私は出入り業者として筑前国と豊前国を行ったり来たりしているヨゴレなまちづくり風見鶏ゆえ、永世中立の立場を堅持せねばならない。

 翌朝。黒崎駅の改札口を出た。前日に小倉駅ホームの月見かしわうどんを啜ってから20時間も経っていない。我がバカ舌でも優劣は比較できる登板間隔である。

 券売機の前で迷わず「月見うどん」のボタンを押す。前日は生卵トッピングしたので条件を揃える。どちらも「かけうどん」がいわゆる「かしわうどん」。これが基礎であり、その上にデコレーションしていく。

 値段は小倉が440円、黒崎は420円。この段階では黒崎が2馬身リードしている。

 程なくして着丼。……。ん?月見はどこだ?……。発見。奥に沈んでいた。見た目も大事な要素の一つ。黒崎、2馬身リードを一気に詰められた。

 七味をパラリし、出汁を啜る。……。言葉にならない。旨すぎる。おや、かまぼこが2枚。小倉は1枚だったような……。一進一退の攻防である。

 何となくだが、黒崎の方が量が全般的に多い気が。これは器が大きいからかもしれぬ。一方かしわの量は心なしか小倉が多い気が。これは器の表面積における比率の違いかもしれない。

 ふと気づけば、麺1本、出汁1滴、ねぎ1片滅失していた。水を飲み干し、袖で手をぬぐい「ごちそうさま〜」と店を出る。……。前夜と同じ質問を問われたら、私はこう答えるしかない。

「そらぁ、両方最高やけぇ」。

200307かしわうどん@.jpg
小倉駅7・8番ホーム。

200307かしわうどんA.jpg
(かしわ)うどんに月見トッピング。

200307かしわうどんB.jpg
黒崎駅改札を出てすぐ。昔はホームだったのに。

200307かしわうどんC.jpg
(かしわ)うどんに月見をトッピング。月見を見つけにくいけど。
posted by machi at 11:20| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: