2020年02月12日

第2378夜:常連への道【沖縄(沖縄)】

 サシミハウス。沖縄市胡屋地区の居酒屋<あいか>のショルダーネームである。刺身と、家。どちらも凄まじいまでに日常に溶け込んでいる言葉だが、カタカナにして少し弄って引っ付けると、とんでもないパワーを秘めた字面となる。禁断のワードコラボといえる。

 ある秋の夜。H瀬氏と胡屋地区でハシゴ酒。1軒目は<A・H>。自家製レモンサワーが甘さゼロの爽やかさ。秋の夜長の蒸し暑い沖縄の夜に無敵の旨さ。

 店内はジュンママや串カツ屋のママなど胡屋地区で知り合った女性多し。私も名前と顔を覚えて頂き、気軽に声をかけて頂ける。旅芸人の私にとって何よりの嬉しさである。

 どんどん混んできた。早めに中座し、2軒目は冒頭の<サシミハウスあいか>へ。昼間の店の前を通りかかった時は閉まっていた。そのネーミングセンスに度肝を抜かれた。気にはなっていたのだが、なかなか足を運ぶ勇気を持てなかった。

 頼もしいことに同行のH瀬氏は常連であるという。氏の知り合いの多くが常連という。氏曰く「とにかく、客が濃厚」とのこと。

 店内は広くないが、超満員。とても2名追加で座れると思えないが、魔法のように常連たちが譲り合い、2名分のスペースが生まれた。

 この店はオープンしてまだ2年。すでに大人気である。もともと近くの市場の魚屋だったらしく、刺身が旨い。ゆえに「サシミハウス」だ。おすすめの泡盛が伊是名島産米ひとめぼれ100%使用した泡盛をボトルキープ。常連たちに交じり、新参者の私も談笑に加えて頂く。

 沖縄県内の店に入るとほぼすべての客は私の沖縄顔を見て何の迷いもなく沖縄人と判断する。しかし、関西弁なので沖縄人でないとバレると何故か驚嘆、もしくは失笑される。

 特に私は「やんばる系」らしい。この夜もお決まりのやり取りが。沖縄県内では、初めての店でも見知らぬ常連客から「会ったことがある」とよく言われる。

 この店に私が昼間によく行く沖縄そばの名店<根夢>のママがいた。ママとは飲み屋でよく会うのですっかり私も顔なじみ。翌日の昼、ママにメニューにない「ミックスそば」の『特大』を作ってもらうことを約束した。

 翌昼。H瀬氏と<根夢>へ。ママは約束を覚えていたが、ホントにいいの?と懐疑的。それを押し切り注文。H瀬氏と談笑していると、ブツ降臨。……。氏の中サイズが小に見える。

 出汁を啜る。……。五臓六腑に染み渡る。この店の沖縄そばが最近完全に私のデフォルトに。ソーキもたっぷり。箸で骨からきれいに解ける柔らかさ。旨味が詰まっている。

 後半は紅生姜とコーレーグースーをぶち込んで味を確変。気づけば汁1滴、麺1本、肉1片残さずのシーサー啜。

 ママが私のきれいな丼を見て目を剥いた。今度は特特大を作ってもらわねばならない。常連の役得である。

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サシミハウスに相応しい逸品。

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ボトルキープ。

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メニューにない「特大」。

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真夜中の私の胃袋を満たし続ける危険極まりない超名店。

(付記)
サンポー食品様から<根夢>監修のカップ麺が発売。沖縄県限定かと思いきや神戸のコンビニでも見かけたので、ぜひ捕獲あれ。そして沖縄市内に足を運んで本店でお啜りあれ。
200212根夢@サンポー食品.JPG
posted by machi at 10:17| Comment(0) | 沖縄県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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