2019年09月26日

第2286夜:ショルダーネーム【門司(北九州)】

 ショルダーネーム。店舗の屋号に付随しているキャッチコピーのようなものである。しかし、屋号よりもイチゲンのお客をつかむためには何よりも重要な要素でなのである。

 ある夏の夜遅く。北九州小倉黄金町ミッションを終え、お酒を嗜まないO中氏のワンボックスで同市内にある門司駅前に向かう。

 向かう先は一択。予約せねば入れぬウルトラ人気店<ふじ>。このお店のショルダーネームは店名より目立つ巨大な赤文字で「若鶏唐揚」。その文字の大きさの8分の1程度で黒字の「鶏料理専門」。これだけでこの店の名物、ウリが激しく伝わってくる。

 遅い時間だが店内は当然満席。1回転目か2回転目が分らぬが、カウンターなし(たぶん)、イステーブルなしの独特なスタイルが名店の香りを漂わせている。

 キンキンに冷えた生で乾杯。まずは鶏皮焼とずり焼きが運ばれてくる。ニンニクが香ばしい。鶏皮は噛みしめると脂っこさよりも絶妙なタレの旨味が口の中であふれ出す。絶対に家庭では味わえないプロの妙味だ。

 どかんと手羽先(唐揚)が6人前運ばれてきた。1人前が7本。42本である。一斉に手が伸び、齧りつく。……。涙がこぼれそうな旨さ。名古屋系の甘辛なのだが、独特の香辛料が効きまくっており世界無二の「ふじワールド」を展開している。

 食べても食べてもなくならないが、知らぬ間に滅失。ハイボールをお代わりしていると、さらに3人前追加。合計63本が5人のオッサンの胃袋に収まった。冷やしトマトの清涼感が極めて貴重である。

 黄金地区商店連合会青年部リーダーは門司に拠点があり、一緒に来られるかと思われた。しかし、リーダーは鶏肉が全く食べられない。「鶏料理専門」店にはとても誘えない。ショルダーネームはいろんな意味で大事である。

 2軒目は<アンジェリーク>。10人で満席のL字カウンタースナックである。ちなみに私は門司呑みは2回目なのだが、前回も<ふじ>から<アンジェリーク>という流れだ。我が門司定番になりつつある。

 このスナックは門司隋一のスナックビルにある。約15店舗が軒を連ねているらしい。アンジェリークという言葉はフランス語。「天使(のような)」という女性名を意味するという。つづりは「Angelique」。確かにエンジェルという文字が入っている。

 私と同い年のママは特段店名にこだわりはなかったそうだが、逆にショルダーネームに「スナック」「パブ」などの言葉は絶対に入れたくないというこだわりがあったという。

 これが路面店でポツンと聳えていれば何の店かわからないが、スナックビルに入っていればスナックであることがある程度推測される。立地そのものがショルダーネームのようである。

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ショルダーネームが炸裂。

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止まらない。

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やめられない。

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門司随一のスナックビル。

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毎月通っている気がするお店。
posted by machi at 08:57| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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