2018年12月29日

第2102夜:ある日の私の胡屋ライフ【沖縄(沖縄)】

 <根夢>。ある秋の午後、那覇空港で合流したH瀬氏に昼飯何が良いか問われ、前夜も深夜2時まで鯨飲し四日酔いのため「沖縄そば一択」とリクエスト。秒殺で「じゃあ、コンにいきましょう!」と即答された沖縄市内の名店である。

 店の前で暖簾を観て知ったが、根夢と書いて「コン(コム?)」と読むらしい。ただし暖簾には「居酒屋」とあり、そばという文字は見当たらない。

 店内へ。テーブル席に陣取り、メニューを見る。ミックスそば、ソーキそば、三枚肉そば、ナンコツそば、かけそばがあり、それぞれ大・中・小というラインナップ。おにぎりは1ヶ60円、ライスは130円だ。かけそば小が最安値の340円。

 さりげなくだがメニューに「三代目 沖縄そば王」と書かれている。見逃すところだったが、期待値がMAXに。迷わずに「ミックス(大)780円」召還。本ソーキ、軟骨、三枚肉のミックスだ。

 H瀬氏と打合せしていると、三代目王者の渾身が降臨。……。生唾を飲み込まざるおえないセクシーでワイルドなビジュアルである。

 まずは出汁。……。五臓六腑に染み込む。毛細血管が喜んでいる。麺を啜り、肉に齧りつく。……。沖縄である。そばである。様々な部位の肉と、旨味が凝縮された沖縄独特の出汁。

 後半はコーレーグースーを投下。味を確変させ、麺1本、汁1滴、葱1切、肉1片残さず滅失させる。

 お会計をしていると、奥から女将が出てきた。……。お会いしたことがある。女将も「アッ」という顔をしている。これまで2回、胡屋地区の居酒屋でお会いした御方だった。この店のママだったのか。H瀬氏はニヤニヤしている。思わぬ嬉しいサプライズだ。

 その夜。20人近くで胡屋地区のアメリカン居酒屋<サイドウェイ>で懇親会。オリオン生の後は泡盛で。クリスピーなピザ、フィッシュ&チップスなどを肴に談笑。

 店内TVはクライマックスシリーズのカープ戦。沖縄市は30年以上カープのキャンプ地であり、市役所も街なかもカープ一色。イマイチ半信半疑だが、市議会では市長も市職員も市議も党派関係なくカープのジャンパーなどを着ているらしい。平和の象徴といえる。

 店からほど近いエリアでパブリックビューイングを実施しているという。試合は8回が終わり9回を残すのみ。店を出てPV会場に向かう。

 この日が決定戦ではないのでカープのユニフォームを着た参加者はそれほど多くないが、一球一打に盛り上がっている。

 PVを主催する観光協会のY田事務局長が泡盛を差し入れして下さる。私はカープファンでもなかったが、この夜を境に惚れてしまった。試合はカープの見事な逆転勝ち。気分も高揚する。

 5人で<A・H>へ。沖縄市滞在時は3回に2回は足を運んでいる気分だ。泡盛をヤリながら談笑していると、昼に啜った<根夢>のママも来店。A・Hのママも根夢のママも私の名前と顔を覚えて下さっており、ホーム感が心地よい。

 最後はさらに別の店で呑んでいたグループも合流しリカママのお店へ。知多を水割りでヤリながら最後はカラオケ大会。ホテルに戻ると深夜2時。

 私は週に4回は深夜2時まで鯨飲している。残り3回は0時頃だ。もう44歳なのだが。あまりにも居心地がよく、尻が椅子に根を張ってしまう。夢のごとき沖縄の、胡屋の夜である。

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ミックスそば。

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王の店。

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1軒目。

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パブリックビューイング。

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2軒目は<A・H>。

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最後はリカママのお店。
posted by machi at 09:14| Comment(0) | 沖縄県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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