窓が小さいからか分らぬが、異様に寝心地が良すぎて寝過ごしそうになる。シャワーを浴びて、1階の<エベルサ>で朝食。富良野産と思しき野菜がふんだんに取り入れられた健康朝食。味噌汁も出汁が効いて旨い。バイキングの朝食とは全く異なる世界観に震える。
この店のオーナーもトマールと同じくN川氏であり、氏からこだわりポイントを前夜スナックでお聞きしていたので旨さも倍加する。食べるだけで体の毒素が浄化されそうだ。
1品1品にこだわりを感じさせる。普段朝8時に朝食を腹に入れることなど皆無だが、1日を心穏やかに過ごせそうである。
10時チェックアウトし<すがわら米店>へ。Tミイチロウ親分と雑談。氏にも1年半、本当にお世話になった。氏から市販されていない特別な「つや姫」を5sお土産に頂く。ちょうどスーツケースに入る大きさ。重みが何故か嬉しい。
Y田氏、Aキラ氏と富良野随一の昼食人気店<小玉亭>へ。基本的に、蕎麦屋である。店主のI塚氏とは何度か呑んだ。前夜も少しだが呑み会に顔を出して下さっていた。11時半に足を運んだが、超絶に広い店内はほぼ満席。メニューは普通の蕎麦屋の10倍はあるだろう。
3時間前に朝食を食べたばかりで空腹感ゼロだが、勧められるまま「かつ丼セット」召還。この店は量が多いことも特徴らしい。セットで頼み、2人で分けるお客も多いそうだ。
同行氏は2人ともラーメンを注文。ラーメン?この店のラーメンは一度ハマると中毒になるそうで、富良野のソウルフードの一つらしい。運ばれてきたブツを観る。確かに旨そうだ。
遅れて私のブツが運ばれてきた。2段重ねでフタが添えられている。試しに、2段重ねごと持ちあげてみる。ズシリ、という擬音がこれほど似合う料理もあまりない。
フタを開ける。……。かつ丼登場。その下には蕎麦が。
まずは出汁を啜る。……。甘めでキュンとし、深くて重層的な味わい。思わず目じりが下がる。蕎麦ものど越しよく、満腹感もどこへやら。ツルスルと滑っていく。
かつ丼のかつ、普通の店の倍ぐらいあるのではないか。喰っても減らない。豚肉は柔らかく、甘辛タレと玉ねぎとご飯のハーモニーは地球の奇跡。
最後は苦しかったが、食べきった。朝食を食べて間もなかったので、食べきれると思わなかったが胃に収まった。
帰宅しても楽しみが続く。Tミイチロウ氏にいただいた一般に市販されていないプレミアム米が、Y田専務からいただいた自家製の行者にんにく漬がある。
富良野ラストミッション。富良野を食べつくした……つもりだった。他にもまだまだ山のように名店、名物があるらしい。再訪を誓う。富良野初訪問時より5s以上超過した我が腹をさすりながら。
絵画のごとき朝食。
ずしりと重い二段重。
カツ丼&蕎麦。すごいボリューム。
2018年11月30日
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