2018年10月29日

第2062夜:蔵で呑む夜【寄居(埼玉)】

 福島ハウジング。埼玉県寄居町を拠点に幅広く活躍する不動産事業者である。社長のF島氏のまちづくりに懸ける情熱は涙腺を刺激するほどである。

 2017年度は社長自ら「空き店舗ゼロプロジェクト」の会合に出席されていたが、2018年度から「NEXT商店街プロジェクト事業」に衣替えした際、若手社員2名に任せられた。すっかりご無沙汰になってしまっていた。

 7月下旬、福島ハウジング若手社員氏から、会社が保有する蔵を改装してバーのような1日限定イベントを開催したいという社長の意向が伝えられた。程なくして「蔵で呑む夜」というイベントに結実したことが伝えられた。万難を排しても蔵で呑まねばならない。

 残暑厳しい8月25日。私は台風一過が過ぎ去った直後の北海道美唄市から寄居へ直行した。羽田空港までは快適かつあっという間の感覚だったが、羽田から寄居が凄まじく遠い。3時間ぐらいかかってしまう。

 車内でばったりお会いしたG田氏と終点の寄居駅の一駅手前で降りて、ブラブラ歩いて「蔵」へ。途中、福島ハウジング本社前を通る。「空き店舗(貸店舗)マップ」が素晴らしい。

 17時頃からまったりとスタート。イベント名称は「蔵で呑む夜」。主催は福島ハウジング。

 蔵の中はスタンディング形式で、生のジャズ演奏が楽しめる趣向。蔵の外では<正喜バル>がキッチン石焼窯カーで焼き立てピザをガンガン作っている。大学生のバーテンサークルが一芸を披露しつつ、カクテルづくりに勤しんでいる。

 テーブルに腰掛け、NEXT商店街PJメンバーとビールを呑む。日中の直射日光が消え、徐々に日が暮れだした。幾分の涼しさとともに、天の色の移り変わりも楽しめることができる。

 人がどんどん集まりだした。寄居を活性化に導く「若者会議」メンバーたちとも初邂逅。皆さんいい笑顔をされている。

 完全に日が落ちた。蔵がライトを浴び幽玄に浮かび上がる。蔵の中からジャズが聞こえてくる。生ビールの後はジントニック。すっきりと旨い。

 会場を1時間ほど中抜けし、駅前の居酒屋へ。ダブル金ちゃんはどちらも満席で入れない。昨年の秋、バルで訪れたお店が何とか入れた。しかし串モノは終わってしまったという。

 ホッピーをやりながら玉子焼、にら玉、ヤングコーン、鶏天。どれも絶品。この夜の寄居はどこもいっぱい。ポテンシャルの高さを激しく感じる。

 とりあえずは1日限定「蔵で呑む夜」。ほんの近い未来、1年中蔵で呑めるようになりたい。真夏の夜の正夢である。

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かっこいいデザイン。

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開始直後。

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ピザ窯トラックも大活躍。

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夜も更けるとムード倍増。

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蔵の中ではジャズライブ。

posted by machi at 17:54| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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