2017年09月01日

第1776夜:熊本ラーメン放浪記・その2【熊本(熊本)】(後編)

 参道商店会の皆さまとは「水前寺名物とは何か」というテーマで酒席含め何度も話し合ったことがあった。しかし、その際に「もやし」という単語は出ていただろうか。

 時間は15時。観光客もまばらな時間帯の平日。店内は私だけ。カウンターに座ろうとしたら「涼しいところへどうぞ〜」とテーブル席へ若い女性店員さんが案内して下さる。コワモテっぽいマスターもはにかんだ笑顔で私に扇風機を向けて下さる。嬉しい接客だ。

 メニューを見る。「水前寺もやしラーメン」発見。しかも、この支店限定メニューとある。初志貫徹で迷わず注文。

 「水前寺菜」が名物であることは商店会の皆さまにお聞きしていたが、「水前寺もやし」も名物だったとはつゆ知らず。耳だけでなく自分の足で探さねばならぬようだ。

 程なくしてブツが運ばれてきた。中央のモヤシがかなりのボリュームである。モヤシの多さで目立たないが、チャーシューも大きめが2枚、キクラゲもたっぷりトッピングされている。ゆで卵と刻みネギも渋くも光る存在感を放っている。

 まずはスープ。……。いかにも熊本風とんこつのパンチだが、それ以上に味噌の香りが鼻孔をくすぐる。慌ててメニューを再度読み込む。赤みそと水前寺みそをブレンドしているそうだ。水前寺もやしの存在も知らなかったが、水前寺みそも初めて目に、耳にする。

 この味噌がとんこつ特有の臭みを消し、まろやかに啜ることができる。クセの強いスープが好きな御仁には物足りないかもしれぬが、熊本ラーメン慣れしてない私にはちょうど良い浸透圧。卓上のフライドガーリックをまぶすと、かなり`熊本寄り´になる。

 もやしを頬張る。しゃきしゃき。スープに絡み合うと旨さが倍加。メニューによると、水前寺もやしは長寿を願いう縁起物であるらしい。得した気分に浸ることができる。

 もちもちとした少し太めの麺とスープの絡み具合も良し。チャーシューも柔らかくて味わい深い。最後はゆで卵をさらにスープに沁み込ませてフィニッシュだ。

 国内に数十店舗、海外は数百店舗という熊本のみならず日本ラーメン会の雄・味千。その中でも水前寺もやしラーメンを啜ることができるのはこの店だけ。ぜひ水前寺へお寄りあれ。

 我が水前寺における最高クラスの定宿<エクストールイン水前寺>フロントに、スタッフの方々がおススメする手書きの「ラーメンマップ」がある。水前寺付近のみならず、市内中心部も数店紹介されている。

 前述の桂花本店以外にもこむらさき、山水亭、赤組…。思わず腹が鳴る。最近の熊本ラーメン事情は豚骨一択ではなくつけ麺や塩系も増えだしたらしい。熊本ラーメン放浪の旅は終わりそうにない。

170901熊本・味千拉麺.jpg
水前寺もやしがたっぷり。
posted by machi at 08:57| Comment(0) | 熊本県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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