2016年07月31日

第1506夜:バカ殿様の全身マッサージ【台北(台湾)】(後編)

 ふくよか熟女は私の上半身の作務衣をはだけだした。熱々のタオルも何枚も頭や首に巻き、肩のあたりにたっぷりとローションを摺り込んできた。

 仰向けのまま肩揉みされるのも初めて。気持ちいい状態とツボに入ってかなり痛い状態を交互に繰り返す。気持ち良くて眠りそうになると、痛いツボを刺激されて目を覚ましてしまう。

 10年ほど前は頻繁にクィックマッサージを利用したが、最近は足を踏み入れた記憶がない。疲れていないのだろうか。

 頭、手の平、足裏が私の快楽指圧3本柱。肩、腕、手の平などの上半身の後は、太ももやふくらはぎの下半身をマッサージ。太ももの膝に近い内側を刺激された時は激痛で悲鳴を上げそうになるが、ぐっと黙って眉間にしわを寄せる。

 うつぶせになれと指示された。ふくよか熟女は「痛かったら言って」と言うやいなや私の足の裏、脹脛、腰、背中、肩あたりを縦横無尽に全体重掛けて足踏みし始めた。確かに見事にツボを刺激してくる。ただ、決して痛くはないのだが「重い」のだ。

 腕時計を外しているので時間が分からないが、そろそろフィニッシュだろう。足裏が残っている。足裏に迫りくる快楽に期待で光悦していると、「はい、終わり」と一言。あれ、足裏は…?

 どうやら「全身」に足裏は含まれていないシステムだった。時間切れで発射タイミングを逃した下半身だけ裸のバカ殿になったような釈然としない気分のまま部屋を出る。

 足裏以外の全身(股間除く)をたっぷり90分間揉み解されて今まで経験したことにおない血流の巡りで体が熱っぽい。しかし、お預けを喰らった足裏だけが妙に落ち着かない。

 台湾最後の晩餐を終え、屋台を視察し、ホテルに戻る。空港行きバス出発まで1時間ほど残っている。ホテル周囲はマッサージ屋が溢れている。

 私は寸暇を惜しみ、先ほどのリベンジにホテル近くの日本語看板表記が頼もしい<呉老師>へ。美容院のような造りだが、明るくて開放的。先ほどの店の隠微さは微塵も感じられない。

 男性スタッフは私にしきりと70分全身コースを進めてくるが、バスに乗り遅れて帰国できない。アロマスパ足湯+足裏マッサージ(頭・首・肩付き)40分500元(約1750円)を選択。先ほどの店は足裏だけなら30分700元(約2,450円)。かなり安くてお得な気がする。

 更衣室で短パンに履き替え、アロマ足湯に10分浸かる。その間に頭、肩、首を揉み解してくれる。武道家のごとき短髪の引き締まった男性が力強く指圧してくる。痛いが我慢できる絶妙の力加減。先ほど90分も全身マッサージを施したのに凝っているようで、自分でも理解できない。

 残り30分はたっぷりと足裏とふくらはぎ。足裏にローションをたっぷり使用し、グリグリと滑らせるように指圧される。痛気持ちいいとはこのための言葉。体が溶けそうになった。

 ちなみにこの店、「足裏を含む」全身マッサージ(アロマバス足湯付き)が120分で1,200元(4,200円)。足裏もスッキリし、ホテルへ戻る。ちょうどバスが迎えに来る時間だった。 

160731台湾マッサージA.jpg
暗く隠微なマッサージルーム。

160731台湾マッサージB.jpg
明るく開放的。
posted by machi at 09:29| Comment(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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