約10店舗の入居区画があり、とりあえず5店舗が先行オープンした模様。屋台村の魅力は投資が少ないことと、面積が狭いこと。一人で開業を志す人にとっては手ごろなスペースであること。いくら賃料が安くても面積が広ければ持て余す上に人件費や光熱費などを含めランニングコストが高額になる。
屋台村入居の2次募集では5つのメリットを紹介。「初期費用の削減(通常の3分の1以下)」「多くの集客(初年度10万人の入込目標)」「経営相談(バックアップ体制)」「他の有名屋台村からのアドバイス(八戸みろく横丁・山形ほっとなる横丁など)」「店内(8席)だけでなく広場も使った用途の多様性」。確かに魅力的である。
余談だが我が前職の神戸新長田時代に展開した「丸五アジア横丁ナイト屋台」はアジアに絞った一日だけのチャレンジ出店。それで自身を掴んでいただき市場の空店舗へ出店を促した。
理事長、副理事長と偵察を兼ねおでん屋台へ。1品250円らしい。大阪の超高級おでん屋と同額かもしれない。思わず目を剥いた。熱燗や焼酎でおでん、いぶりがっこなどを腹に入れる。
外は本当に寒い。各屋台は超満員というワケではないがどこも8割の入り。壁面には巨大スクリーンがあり、様々な情報を流せるようだ。
理事長の奥様もお見えになられた。すると、副理事長の知人熟女2人もお店へ。すでに呑んでこられたのか、ゴキゲンに元気一杯である。同じ東北でも三陸方言とは全くことなる庄内酒田方言が心地よく、旅情気分を呷られる。
店で仕事が残っている理事長夫妻と別れ、私と副理事長、熟女2人の4人で屋台村を出てスナック街?へ。中国系の明るく楽しいママらが頑張るスナックに突入。まさに、屋台村が取り持つ「縁」である。
様々な事業を展開している副理事長は空港にも置いているという土産「オランダせんべい」をカバンから取り出した。オランダ?日本とオランダの接点というと、長崎の出島ぐらいしか思いつかないが、副理事長が経営する<酒田米菓>さんの商品である。
スナックのお通し(スナック菓子)を軽く無視し、酒田名物「おらんだせんべい」を口に運ぶ。……。甘塩っぱさが酒を進ませる。なぜオランダなのか。パッケージの裏面を読むと、庄内や酒田では肯定する時「んだんだ」という。自分のことは「おら」という。自分のものという意味は「おらのだ」→「おらんだ」。脱力感満点である。
もう一袋頂戴し、旅館で夜中にポケットバーボンをヤリながら「おらんだ」に齧りついた。思わず「んだんだ」とほほ笑んでしまった。
立ち寄らずにいられない。
外は極寒。
冬の醍醐味、おでんと熱燗。

