2014年02月27日

第915夜:三島駅「沼津香まだい弁当」【Ekiben】

 「沼津香まだい弁当」。静岡県の三島駅構内で捕獲した期間限定弁当である。調整元は桃中軒様。2年前、同じく三島駅で捕獲した「港あじ鮨」(桃中軒)の感動が蘇る。(第483夜:三島駅「港あじ鮨」http://www.aho-boiled.com/article/271153203.html

 沼津は新幹線ひかり号が止まる三島駅の一駅横。新鮮な魚介と水揚げ港の印象強き魚好きのパラダイス。パッケージのピンクが鮮やかである。入手したのは1月下旬だが、春の近づきと訪れの息吹を一足早く体感できる見事なデザイン。思わず手に取ってレジへ。

 三島から新神戸まで2時間強の新幹線一人旅。パソコン仕事を片付け、京都の手前でようやく一息。午前中に静岡県御殿場市で絶景の世界遺産をたっぷり眺めた雲ひとつない晴れた冬の日。富士山を眺めながら酒を飲みたかったが、ご当地でその機会はなかった。

 三島駅売店で同じく捕獲しておいた地酒、その名も「富士山」を私は取り出した。ラベルに描かれた富士を眺めつつ、コップもないのでグイっとラッパ呑み。五臓六腑に染み込む。

 沼津ブランド認定品と印字された駅弁パッケージに目を移す。富士山の雪解け水が流れ込む駿河の海で育まれた真鯛は沼津港直送。激しく変わる水温と潮流で身が引き締まり、ビタミンB1、EPA、DHAなどよく分からぬがいかにも体に良さげな成分を真鯛はいっぱい含んでいるそうだ。鯛をシメる酢は静岡県産ダイダイを入れた特製酢というこだわりぶりである。

 パッケージを外す。……。美しき富士山の冬の雪のように真鯛がびっしり敷き詰められている。握り寿司ではなく、酢飯に昆布〆と炙り刺が乗っかっている。伊豆天城産の生わさびが入っており、中にすりおろし容器もある。これを使うとシャクシャクという音が以外と大きく響き恥ずかしいのだが、沼津に近い小田原あたりはワサビの産地。このこだわりが半端ない。

 すりおろし生ワサビは程良い辛さなのでそのままでも美味しい。醤油に溶かしてチョン漬けすると風味が倍増する。試しにわさびをそのまま齧ってみたが、辛いというよりヘンなエグミがあって苦いだけだが、すりおろすと最高に香り立つ。

 地酒をヤリつつ、まずは美しき昆布〆を刺身にように口に運ぶ。……。〆ることで歯ごたえが増し、風味が倍加する。白身独特の上品な甘さと香りがしっかり保持されている。鼻から香りが抜ける。地酒で追いかける。二足早い春の風が吹き抜ける。

 寿司めしの上にわさびの葉と茎が散らされている。おろし容器のわさび醤油をまんべんなく垂らし、チラシ寿司のごとく口に運んでいく。ガリの甘酸っぱさも真鯛の香りを引き立てる。外は1月だが、新幹線内の私の座席は3月の香りに包まれている。

 地酒300mlが消失した。まだい寿司も間もなく眼前から消える。あと少しで新神戸駅に到着する。午前中の富士山に思いを馳せる。駿河湾から望む富士山を脳内で独り占めだ。

140226沼津香まだい寿司@三島駅.JPG
すりおろしワサビが最高。

【ONLY POWER,NO BRAIN!】
ここ数年例のない大雪だった三陸宮古。業者も除雪慣れしておらず、屋根からは氷の塊がゴゾっと落下寸前。街中まるごとアイスバーン状態の様相だが、商店街の皆さんらが懸命に車道や歩道を雪かき。昨夜も会議終了後、フラフラとスケートリンクのようなアスファルトを滑走しながら2軒ハシゴ。今朝は強烈な日差しがホテルの窓から直射。一気に雪が溶けそうな雰囲気がなくもない宮古の朝。私の宮古ライフ、残り2日。今日も気合一発。皆さま、今夜もご安全に。
posted by machi at 07:27| Comment(0) | 駅弁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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