2012年01月11日

第392夜:時の流れに身を任せた夜【飯塚(福岡)】

 「どうで商プロジェクト」。まちづくり会社誕生、中心市街地活性化基本計画事業の推進、情報誌の発行、百縁市、一店逸品、商店街ツアー…。様々な商店街活性化事業に邁進する飯塚市中心市街地の商店街や市場の経営者、市、会議所、大学教授らが集うプロジェクト委員会だ。

 2011年12月中旬、私は同プロジェクト会議にオブザーバー参加させていただく機会を得た。活発な意見が飛び交う中でも私が驚いたのは、毎年12月1日から5日間開催される「永昌会」という名の大売り出し結果報告。アンケート結果や賑わい、売上を比較しても昨年よりかなり手ごたえがあったそうだ。昨年度とアンケート結果を比較した結果資料も素晴らしい。

 それ以上に驚いたのが、その歴史である。今年(2011年)開催された永昌会はなんと第128回目。チラシにも第128回と記載されている。128年前といえば、西暦1862年。明治維新を間近に控えた江戸時代末期である。現存する商店街の売り出しとして日本で最も古いのではなかろうか。ちなみに、なぜ「永昌会」というネーミングなのかは定かでないそうで、その辺りのアバウトさも魅力的である。

 会議終了後、懇親会に移る前に商店街の皆さんと寄り道した。年に1度のゴスペルライブが21時から商店街内で開催されているという。

 照明を落としたアーケードの下をホタホタと歩いていくと、壁面に美しく施されたイルミネーションが目に飛び込んできた。同時に、人の集まりと美しいハーモニーが聞こえてきた。

 アーケードに反響し、ゴスペルが夜の商店街にこだまする。厳粛かつ荘厳、華麗にして天上。バックのイルミネーションも抜群の舞台効果を発揮しており、ロウソクの灯りのみで彩られた教会のようである。

 ゴスペルの調べに胸がイッパイになった後は、皆さんと腹をイッパイにすべく人気居酒屋<三拍子>へ。マスターがオネエ系タレントI●KO氏と同級生らしく、店内はマスターとIK●O氏のツーショット写真などで彩られている。

 生ビールや焼酎をグイグイやりながら、絶品のもつ鍋、焼鳥、サラダ、豚キムチ炒めなどが腹にすっ飛んで行く。中でもパングラタン(のようなもの)はクセになる魔性の味わいだった。

 胸と腹がイッパイになった後は頭の中をイッパイにすべく、商店街のN田氏、M島氏、M好氏らと現地マネージャー・K保氏顔なじみのスナック<トパーズ>へ。

 ピアノ演奏のみならず手品も玄人はだしというウワサを持つ芸達者で人気者の縄T副理事長と、ブランデーで脳味噌をほぐしながら商店街の現状や将来についてアツく意見を交わす。

 胸も腹も頭もイッパイになった。徳川吉宗公に献上するための象やシーボルト氏も通った長崎街道、128年の歴史を持つ永昌会、炭鉱の賑わいから近年の商店街活性化イベント、現代のゴスペル…。一晩で300年以上の時の流れを体感したような極上の気分に浸ることができた。

120111飯塚ゴスペル.JPG
アーケードに響くゴスペル

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posted by machi at 07:36| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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