2011年12月12日

第376夜:岡山駅「えびめしvsデミカツ弁当」【Ekiben】

 「えびめしvsデミカツ弁当」。チラシ寿司、押し寿司系が幅を利かせる岡山駅の駅弁コーナーで異彩を放つユニークな駅弁である。寿司系のためか1000円越えの高額駅弁が並ぶ中で750円というリーズナブルさも魅力だ。

 パッケージによると、「えびめし」と「デミカツ」は岡山が誇る2大B級グルメであるそうだ。「デミカツ」はデミグラスソースをかけたカツ、ということは充分に想像できる。しかし「えびめし」は私も初めて目にした。ちなみにどちらも岡山を代表するB級グルメであるとは存じ上げなかった。すかさず購入する。

 岡山から松山に向かう特急しおかぜ号に乗り込んだ。朝食を食べる暇がなかったのでかなりの空腹だ。しかし、少し我慢する。児島駅を通過すると、瀬戸大橋を列車は走っていく。橋梁が目立つものの、瀬戸内海の小島を眺めながら駅弁を味わうと、さらに旨さが倍加する。

 瀬戸大橋を列車が渡り始めたころ、私はしずしずとパッケージを開けた。薄焼き玉子の上に、デミグラスソースが絡められたカツが中央に鎮座している。ゆでキャベツが横に据えられており、口休めはポテトサラダに漬物(桜漬)という陣容だ。

 まずはカツを箸でつまみ、口に運んだ。……。分厚いカツとデミグラスソースががっぷり四つの好勝負を展開している。食べ応え充分だ。

 続いて、薄焼き玉子の下で深海魚のように潜んでいるえびめしを食べようと、箸で突き崩した。その瞬間、うぉッという呻きが私も口から洩れた。

 限りなく黒に近い茶褐色の御飯である。そばめしの茶色の比ではない。イカスミライスのような黒さだ。

 恐る恐る口に運んだ。……。ソース焼きめしである。ビールが欲しくなる味だ。薄焼き玉子をかぶせることでマイルドさを味と見た目のマイルドさを演出していたのか。パンチのある旨さと言うべきか。ポテサラと桜漬がいつも以上にいい仕事をしている。

 しかし、どこが「えびめし」なのか分からない。食べ進めると、小さなエビを発見した。黒過ぎて分からなかった。「えびめし」とは、エビピラフのソース炒めのことなのか。私は幾度も岡山に足を運んだが、今まで見たことなかった。

 ちなみにこの弁当、岡山2大B級グルメ対決と銘打たれている。最近の駅弁は、単一食材よりも様々なメインとなりえる食材を一つの宇宙(駅弁)に組み込んだ対決型が増えているように思われる。

 私はどちらに軍配を上げようか食べる前は吟味しようとしたが、「えびめし」の圧倒的なパンチ力に審査を放棄してしまった。2大対決の行方は再試合(もう一度買って確かめる)に持ちこされた。

111212えびめしvsデミカツ弁当(岡山).jpg
岡山駅弁「えびめしVSデミカツ弁当」

≪蛇足:週末のあ〜ほボイルド≫
弊社の忘年会、大阪市大での御座敷芸を終え、北九州黒崎入り。
posted by machi at 09:13| Comment(0) | 駅弁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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