サンロードなかまち。我がミッション先である。夜は良さげな呑み屋も多い。予約せねば入れない超人気店も存在するという。
ミッション終了後、組合事務所すぐ近くのアーケード下の餃子系居酒屋へ数人で。生で乾杯。生を2杯咽に入れた後はメガレモンサワーをお代わりモードへ。
餃子が旨い。他の一品料理もハズレなし。餃子の旨い店に間違いはない。ちなみに私、餃子居酒屋の裏定番である「餃子の皮せんべい」が好物である。
店を出る。まだ仄かに明るい。神々の黄昏時である。初の出雲。二度と出雲入りが叶わぬかもしれない。出雲は神々だけでなく、山陰の旨し魚介も八百万。地酒をヤリつつ、八百万の魚介で舌鼓を乱打したい。
サンロードなかまちと出雲市駅の間に歓楽街「代官町」が広がっている。なかなかの賑わいである。その中の1軒へ適当に飛び込んでみる。
地酒「天穏」で始める。この店はこれがオススメらしい。他にも出雲の地酒のラインナップ豊富。2合1000円は地酒として破格の安さ。良心を感じる。
魚はのどぐろ、さざえ、いかを刺身で。のどぐろは超高級魚。私はさざえといかの刺身が大好物だが、のどぐろは煮付の経験あれど、刺身は初…。脂はのっているが、さらりとしてクドクない。白身魚の脂の乗った刺身が全く食べられない私でも口に運べた。
さざえ、最高である。肝を口に入れる。地酒で追いかける。至福である。箸休めで茄子とピーマンのピリ辛炒めを頼んでみたのだが、量が多い。剛毅である。
地酒をお代わりしつつ、時折「トトノエ」のための瓶ビール。お通しのトコロテンも地味だがすっきりと嬉しい。
同行氏が泥酔気味ゆえお開きに。私は出雲の定宿(T横イン)に荷を解き、再度歓楽街へ。
予備知識なく適当に飛びこんだスナックのカウンター越しはレディでなく何故かムキムキのお兄さん。お兄さんと1時間ほど談笑して店を出る。
シメに出雲そばを啜りたいが、どこに行けばよいか分からない。スナックを出たすぐ前の中華屋のラーメンが旨そうだった。店内はサラリーマンで満席。カウンターが1席だけ空いていた。こういう店は期待が持てる。
ラーメンだけのつもりが「つまみ搾菜」と「焼餃子」。つい瓶ビールも。
搾菜をツマミにビールをやっていると旨そうな餃子降臨。ビンビール追加。パリパリでジューシーで旨い。1軒目と4軒目で餃子である。どちらも旨しだった。
麻婆豆腐が異様に旨そう故に召還。旨くて辛い。3本目の瓶ビールが空に。ツマミとビールも無限ループ。同時フィニッシュできないため、永遠にどちらかを注文し続けてしまう。
〆は醤油ラーメンに焼豚追加。メニューにないチャーシューメンだ。程なくして降臨。最高のビジュアル。思いっきり笑みを漏らしたところで、記憶が飛んだ。
どうやって帰ったのか。気づいたらホテルのベッドで朝8時。スマホを見る。4軒目のシメでチャーシューメンを注文したまでは覚えている。啜った記憶がない。そして、何故かその後にソフトクリームの画像が。コンビニに立ち寄っていたらしい。
中町商店会の人気餃子居酒屋。
安定の旨さ。
山陰屈指の歓楽街「代官町」へ。
山陰の海の香り。
貝フェチの私には高天原。
予備知識なくダイブ。
この夜2度めのギョーザ。赤提灯に惹かれて。
旨し。
麻婆無双。
オリジナルチャーシューメン。
記憶なし。