バーチャル貸店舗ツアー。この文言だけでな何のことか意味不明だろうが、2023年秋から徐々に展開している必殺業である。VRなし。仮想空間でもない。限りなくアナログなデジタルツアーである。
2023年の秋、栃木市とウチ(鰹、業タウンマネジメント)の共催で実験的に実施。手ごたえあったが、色々盛り込み過ぎて意図がぼやけた、告知手法に課題があった。2024年2月に下野市と上三川町とウチ(鰹、業タウンマネジメント)共催で実施した際も同様の課題があった。
捲土重来。2024年春、バーチャル貸店舗ツアーを全面に押し出した企画とし、オンライン(Zoom)参加も可能に。広告手法はアナログを辞め、実質的にインスタグラムのリーチ広告一本に絞った。結果として、オンラインを含めると4倍近い集客効果があった。
数年前から私は貸店舗ツアーを全国各地の商店街や市場と共に展開してきた。
北九州市(黄金市場商店街・門司中央市場・プラザ祇園・若松商店街・熊手銀天街)、岡山市(表町商店街)、野田市(野田市商連)、会津若松市(神明通り商店街)。いずれも単一商店街かつ徒歩圏内のため「リアル」で実施していた。
栃木市は1市5町が合併し広域。下野市と上三川町は隣接しているとはいえそもそも自治体も異なる。「リアル」が現実的でない。
市や商工会の方々が貸物件の画像や動画を大量撮影し、それを投射しながら私と担当者が掛け合いするという、Mうらじゅん氏的企画に至った。それが、思いのほかハマった。
水無月の金曜の夜。バーチャル一本に絞ったゆえ夜間開催も可能となった栃木市内VT貸店舗ツアーは驚くような極上物件も紹介され、会場も少しざわついた。私も度肝抜かれた。会を重ねるごとに仕上がってきた。
終了後、今回の企画のMVP的役割を果たしてくれた若き盟友・Ⅿ戸氏と今回のバーチャルツアーで紹介した物件のオーナーが営むバーへ。駄菓子をツマミにハイネケンを5本空ける。その後はアードベッグのロックやハイボールなど。
マスターやママと話し込む。客商売、それもアルコールを提供する飲食店の大変さ、難しさを思い知らされる。
貸店舗ツアーは、物件にたどり着くまでのサポート。実際は辿り着き、工事し、オープンしてからがウン万倍もタイヘンである。ツアーは所詮序章。私の話を聞くより、マスターやママをはじめ飲食店経営者から直接話を聞く方が数億倍有益である。
客対応に関し、敢えて「塩対応」する際もあるという。笑いながら聞いていたが、ふと私自身、いろんな呑み屋で思い当たるフシがあった。私の鈍感さは塩を刷り込まれても気づかなかったようである。
初夏バージョン。
ほぼアヅマ祭り。
会場から直行。
咽に染み入るハイネケン。
駄菓子ポテトフライ&味噌ビッグカツ、酒のツマミにも無双。
カレー味駄菓子も好き。