餃子のO将エクスプレス。秋葉原駅すぐのアトレ店には「エクスプレス」の表記がある。なんと立ち食い。王Sの立ち喰い業態があるとは存じ上げなかった。メニュー数も絞っている雰囲気がある。その分、早く提供されるのだろう。
ゴールデンウィーク最終日。結果的に早く東京駅に着きすぎたので、秋葉原で途中下車。
凄い人である。アジア、欧米、まさに多国籍。この夜は小山駅前に宿を確保している。翌日は栃木市と佐野市、翌々日は上三川町と下野市。栃木市の中南部をL字に駆け抜ける。
この夜は呑み歩かず、ホテル飲みに。酒や乾きものは小山駅前の愛してやまないスーパーで捕獲するとして、メインの肴をどうするか。
O将は6日までスタンプ倍押しキャンペーン中だった。アプリ会員ゆえ餃子1人前クーポンも使える。スタンプ25ヶへの道はまだ遠いが、王Sでテイクアウトすることに。
餃子3人前(1人前はクーポンで無料)と唐揚を購入、小山へ向かう電車に乗り込んだ。かなり厳重に封したが、匂いが漏れる。いわゆる「王将テロ」。混みあう電車内の私の周りは不穏な空気に包まれたかもしれぬ。
スーパーでワイン3本、2割引きだった本マグロ丼、菓子や乾きものを大量購入し小山駅西口の<Aイホテル>チェックイン。このホテル、かなりの満足度でお気に入りである。
荷を解き、ユニットバスで長旅の疲れを落とす。もし新幹線の座席を確保できなければ、9時過ぎに神戸の自宅を出て10回ほど在来線を乗り換えて小山には21時半着。安堵する。
本マグロ丼のマグロをツマミに缶チューハイ飲み干す。王将唐揚、さすがに冷めているがマジックパウダーを振りかける。冷めても旨い。しかし、6ヶは多い。
私は最近、レンジ保温可能なタッパーを出張アイテムに加えている。3人前の王将餃子(18ヶ)をタッパーに移し、部屋を出てエレベーター前のレンジへ。このホテル、各階ごとにレンジが設置されているようで極めて便利。
余談ついでにこのホテル、水圧が凄まじい。ユニットバスがあっという間に湯が溜まる。シャワーも全開すればノズルが暴れるほど。
シャワートイレの水圧まで強烈。漫画やアニメなら宙に浮きそうなほどの圧力である。その圧と水量が凄すぎて「大」の後、水を流そうとしたらすでにほとんどが流されているほどだ。
レンジで温めた餃子にタレやラー油を垂らす。ニンニクが強烈である。400円強の赤ワインフルボトルをグビグビ。ナイター中継を見ながらの至福。
赤ワインのボトルが空に。さすがに満腹である。捕獲したカップ麺や菓子類に手が伸びず、酔いも心地よく、2時間も経たずにベッドにダイブしてしまう。
翌日。餃子パワーで午前の栃木、午後の佐野ミッションを片付け、定宿の小山へ戻る。ホテルの部屋でカキモノを仕上げねばならぬ。昨日買いだめしたツマミや酒が大量に残っているのでソトノミせずホテル飲みに。メインディッシュはどうするか。
小山駅構内に関東最強の町中華チェーン<H高屋>がある。昨晩はO将晩酌。この夜は日D屋晩酌にするか。餃子と唐揚を食べ比べるのも一興といえる。
餃子2人前と唐揚をテイクアウトし定宿へ。狂ったようにPC猿打やメール、電話対応に追われ、この日の目途が付いたのは部屋に戻って2時間後。ユニットバスで凝りを解し、缶チューハイをカシュッ、グビビビビ。
唐揚のフタを外す。マヨネーズが添えられているのがたまらなく嬉しい。口に運ぶ。まだほのかに温かい。2時間も経っているのに、これは魔法か。マジックパウダーはないが、十分に旨すぎる味付けだ。缶ハイボールも瞬殺する。
餃子を耐熱タッパーに移し、昨晩と同様にエレベーター前のレンジでチン。タレを振りかける。口に運ぶ。O将に比べればあっさりかもしれぬが、野菜の旨みが詰まっている。大きさは双璧。しかも1人前が王Sより50円以上安い。
小山の第2の定宿で繰り広げた、O将とH高屋の餃子&唐揚テイクアウトなハルマゲドン(最終戦争)。こんな終末なら、世界が滅びても大歓迎である。
秋葉原駅前の先鋭業態。
買いすぎた。
O将唐揚。
O将餃子。
小山駅構内の無双っぷり。
H高屋の餃子&唐揚。