春日部市商店会連合会。約30の商店会各々で悩みも多い。その解決の一助として「商店会課題解決のヒント〜その傾向と対策〜」と称した私の漫談が霜月最終日に決行された。
開始前に豪華絢爛なお弁当を支給されたがグッと我慢。満腹になればただでさえ働かないアタマがますます冴えなくなるからだ。
事前にアンケート形式で様々な悩みが寄せられた。会員数減少、店主および役員高齢化、役員なりて不足、世代交代の遅れ、顧客高齢化、商店会内の戸建て住宅化、認知度不足…。数ある課題をすべて取り上げたが、その中で「組合加入問題」に特にフォーカスした。
組合未加入問題の根は深い。以前と異なり構成する業種業態の多様化が最大の起因。そこから派生する様々な理由。
この問題は商店会(商店街)にとどまらない。過疎地における消防団や自治会への未加入で「村八分」なんてニュースをよく目にする。商店会では村八分事例はあまり聴かないが、ゼロではないかもしれない。メンタルが強靭か、店を辞めてしまうだろう。
春日部駅東口商店会連合会の若手で構成する「粕壁NEXT商店会」は若手商業者の加盟が増えているという。4つの部会が有機的に連動し、5年間で約60店が新規出店。貸し出せる空き店舗がほぼゼロに。
私はこの若手団体と2019年からお付き合いしている。実に心強いド酒飲みの皆さまだ。加盟増加理由をお聞きしたが、ここでは敢えて割愛する。それ以上に衝撃を受けたのが、組合未加盟に起因する「組合脱退」問題だった。
ある春日部市内商店会曰く、2023年だけで数店舗が脱退。理由に度肝抜かれた。その店の顧問税理士だか会計士だかが、経費削減のため真っ先に商店会脱退を勧めているという。
完全に盲点だった。そんな輩からは資格をはく奪すべき。この発言、重たい空気と雰囲気で進んだ研修会の最後の最後にあった。そして、一気に盛り上がった。
街路灯の負担金は誰が支払っているのか。自治会の場合もあれば、商店会の場合もある。組合未加入、もしくは脱退した店は街路灯のありがたみを実感して頂きたい。真っ暗になる。
私の最後の総括が「商店会の街路灯を消灯してしまえば、組合加入の必要さが伝わるのではないか」だった。それまで盛り上がっていた空気が一瞬で深海に。ドン引きされたようだ。
終了後、春商連でなく「東商連」NEXT若手チームの懇親会に参戦。重鎮のO川会長やY口先生もご臨席。私もホッピーを鯨飲しながら絶品のもつ焼や刺身、小鉢に舌鼓。
このお店、店主の娘さんが新たにNEXTに加盟したという。私もご挨拶。笑顔の素敵な明るい美女。組合未加入問題に関し、未加入店舗で商店会として飲み食いしてお金を使えば、加盟してもらえることもあるだろう。順序は別にして、一つの真理である。
春日部ミッションの勝負ネクタイ。
気合一発。
小鉢最高。
鮮度抜群。
天下無双。
NEXTメンバーの皆さまと。
持ち帰った仕出し弁当。
Cエさんからオミヤでいただいたアヅマ煎餅。