2024年09月02日

第3494夜:北Qカレー百景2023秋【北九州(福岡)】(後編)

 関門海峡を抜ける頃、カレーパンを取り出す。「冷めてもサクサク!!当社オリジナル製法」の文言が頼もしい。電子レンジで1分ほど温めた後にトースターで1分加熱するともっと旨い的なことも書かれているが、持ち帰らず、車内でかぶりつくことに。

 人気ナンバー1「牛肉の旨味たっぷり こだわりビーフカレーパン」から。確かに旨味が詰まっている気がする。ただ、カレーパンは普通のカレーライスより味の違いが我がバカ舌には分かりにくい。ちなみに税込313円。恐らく10種の中の最安値だ。

 ナンバー2「とろーり半熟卵のカレーパン」はクルトンか何かで数多くの突起を形成。

 かぶりつく…。トローリした黄身が溢れてきた。思わず笑みが漏れる。謎の突起も見事なアクセント。人気ナンバー2だけは温めて食べた方が絶対に旨いだろう。ちなみに税込453円。私がこれまでに食べたカレーパンの最高値を軽く超えてきた。

 他の8種類も試して来たくなった。「きっと見つかる」でなく「必ず見つかる」だろう。

240902北Qカレー:博多カレーパン研究所.jpg

【44皿目:黒崎】「アルクイン黒崎プラス」オリジナルカレー・お野菜ゴロゴロカレー

 別れの朝。2023年11月21日、私は10時過ぎに黒崎を発つ。2010年から御縁を頂いてきた黒崎の最後の朝である。

 定宿はアルクイン黒崎「プラス」。サービス、清潔さ、部屋の広さ、設備、接客、価格の安さ、すべての点において百重丸である。ユニットバスに設置されている「ひげそりムース」が地味に嬉しい。これを部屋に常備しているビジネスホテルを私はココ以外存じ上げない。

 そして、アルクインの百重丸に大きく貢献しているのが、無料朝食。10種類ほどのパンが食べ放題の他、2種類のカレーも食べ放題。この食べ放題カレー、定番と日替わりで構成(たぶん)。そして、ヘタな専門店の千倍旨い。

 夜中2時まで鯨飲し、食欲が1gもない最後の朝。8時に目覚め、ユニットバスで強引に覚醒し、1階朝食会場へ。食欲的には珈琲だけだが、朝カレーは二日酔いの特効薬とも言われている(読んだことがある)。

 この日の朝は「オリジナル」と「お野菜ゴロゴロ」。お野菜は初見。さらに中央にモヒカンならぬ馬の背をライスで造形。そのすそ野の2種のカレーを滑らせていく。

 スプーンを手に、オリジナルから。安定というか、ただただ旨さが際立っている。お野菜ごろごろ、本当にゴロゴロである。どちらも旨い。ルーが足りなくなり、追加する。福神漬も。

 大満足でチェックアウト。玄関を出れば、そこは北九州の至宝<シロヤ>。小倉駅前は常に長蛇の列だが、黒崎店は並ばずに買える。フランスパン、玉子ロール、バターパン…。今夜の、または翌朝の朝食である。黒崎の思い出を噛みしめながら。

240902北Qカレー:アルクイン黒崎プラス.jpg

posted by machi at 04:15| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする