2024年08月02日

第3469夜:男のジャンボあんかけ焼きそば【札幌(北海道)】

 人気ナンバー3。何の3位なのか。札幌ススキノ最強の町中華<満龍>の「あんかけ焼きそば」である。

 11月上旬なのに気温が15度という不気味な暖かさの札幌。我が新たなススキノの定宿チェックアウト時間は11時。満龍まで直線距離で35mほど。ただし満龍のオープンが11時30分。この30分が微妙である。

 チェックアウトしたものの、ホテル1階でトイレしたり煙草吸ったり。それでも待ちきれず、早めに行くことに。すでに4人ほど並んでいた。

 開店と同時に店内へ。カウンターでメニューを広げる。1か月前はここで「男の焼き飯ジャンボ」に挑んだ。今回は「あんかけ焼きそばジャンボ」。メニューを見たが、それは見たフリ。並んでいる時、いや、遥か以前から決めていた。

 私はあんかけ、トロミの入ったラーメンやスープは好まない。そういえば、中華丼や天津飯もそれほど頼まない。しかし、何故か「あんかけ焼きそば」はかなり好物。大津波の年の2011年、宮古市末広町商店街の今は無き町中華の名店で3日に1度はこのメニューを頼んでいた。

 程なくしてブツ降臨。圧巻のサイズである。餡が零れそうである。どこから手を付けたらよいか分からない。焼飯も迫力だったが、あんかけはその上を行く。

 まずはトロミの中の具から。続いて、麺を引きづりだして餡とたっぷり絡めながら…。旨い。濃厚だけどこか爽やかさがある。麺も焦げ目が少しついていて香ばしい。

 いくら食べても減らない。喰っても喰っても圧が凄い。途中、卓上の辛子、酢、ラー油、ニンニクなどで味変を試みる。独りカウンターで忙しく、せわしなく。最後まで飽きることなく味わえた。食べきった。巨大な茶褐色の沼が滅失した。

 満腹腹を摩りながら北上する。富良野行きのバスまで2時間。ススキノ交差点近くの<ミスド>に飛びこんでホットコーヒーを注文。満腹なのに甘いものが食べたくなった。ハニーオールドファッションも追加。

 口内は濃厚なあんかけ沼だったが、別角度の濃厚さを秘めたドーナツが急角度で攻め込んできた。すかさず珈琲で追いかける。外は雨が降り出した。店内は温かい。むしろ、暑いほど。

 私は作業着の上を脱ぎ、半そでポロシャツ1枚に。うっすらと汗をかきながらPC猿打。コーヒーをお代わりしながら。

 男のジャンボシリーズ、他にもある。次回は中華丼か。カツカレーにジャンボがあれば迷わずだが、確かノーマルしかなかったような。それよりも、長年のクライアントが1か月後に滅失する故、再び札幌ススキノに足を運ぶことができるかどうかが一抹の不安である。

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ススキノの昼の守護神。

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人気ナンバー3。

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ジャンボ。

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別腹。

posted by machi at 10:17| Comment(0) | 北海道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする