2024年07月01日

第3446夜:雪が積もる前に【魚沼(新潟)】

 魚沼市。新潟県南部に位置する人口4万人の小都市である。ニッポン人、特にコメ食を愛する大和民族なら知らぬものなき聖地である。

 「魚沼産こしひかり」。数あるこしひかりブランドの中でその知名度は他の追従を許さない。

 魚沼市は20年ほど前に新潟県魚沼郡の6町村が合併し誕生。ちなみに南魚沼市という合併市もあり、魚沼市が先にネーミングライツを勝ち取ったので「魚沼市」。もし「ミナミ」が先なら、今の魚沼市は北魚沼市になっていたそうな。熾烈な南北戦争である。

 魚沼市の中心は旧小出町。4つのアーケード商店街が小出駅から川の対岸に広がっている。

 2023年9月下旬、商店街の一角が火災に見舞われた。5店舗が被災。火元は商店街でなく、その裏の住宅。失火か漏電か消防はひと月たっても特定できないという。恐らく特定しているだろうが、建物所有者と占有者(使用者)が同じなら失火も漏電も関係ない。

 火災から約1か月後、初めて新潟県魚沼市へ足を運んだ。新潟県は確か数年前に長岡市へ数回通った以来。上越新幹線も久々。そして、混んでいる。越後湯沢で降りて在来線で小出駅へ。16時ごろ改札を出ると、商工会の若きエース・O野氏がお出迎え。

 O野氏が被災地区をご案内して頂く。店舗の上階が火災で使えぬが1階の店舗部分は比較的被害が軽微だった2店舗(餅屋・花屋)は営業を再開。

 周囲を確認していると、花屋の若社長のご母堂様が店から出て来て色々説明して下さった。その様子をTVカメラや密撮。魚沼商店街の復旧復興をマスコミが追いかけているらしい。

 商店街に面した店舗も被害甚大だが、その裏側の火元あたりは完全に炭化。あたり一面焼尽くしてもおかしくない悲惨さだ。

 2022年だけで私が担当する市場商店街で3度火災が発生。火災保険、がれき撤去、建物解体…。義援金の取り扱いやクラウドファンディングの功罪などを改めて学んだ。

 取り組まねばならぬことは山ほどある。魚沼では義援金受付のための組織も立ち上がり、クラウドファンディングの受入準備も着々と進められていた。

 火災で被害を被るのは仕方ない。相手のあることだから止む負えない。ただし、火元になれば、漏電であっても所有者責任は免れない。失火など論外。事故よりもひどい。加害者に、火元になってはならない。火災現場を訪れるたび、しみじみ痛感させられる。

 その夜、私は被災商店主や支援機関(県・市・商工会等)に対し商店街復旧復興漫談を仰せつかった。漫談が1oでも役に立ったのなら幸いである。

 一日も早い「復旧」と並行して「復興」の青写真を描くこと。まずは一日も早いがれきの撤去から。雪が積もるまでに。豪雪地帯・魚沼の冬は間もなくである。

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初上陸。

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火災現場@

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火災現場A

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火災現場B

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火災現場C

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何故かインタビューを受ける私。

posted by machi at 07:38| Comment(0) | 新潟県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする